2017年08月15日

海外でクレジットカードを使うときの注意点

NewSphereの記事より。
2016年、海外旅行や出張者の数は過去最高記録を更新し、今年はすでにそれを上回るペースで進んでいる。海外を旅するのに、パスポート以外で絶対に必要なもの、といえば、ヨーロッパならユーロ、日本なら円、ロシアならルーブルといった現地通貨だ。以前はたいていの場合、旅行者が旅先のATMで必要な金額を引き出す、もしくは、シンプルにクレジットカードを使用したものだ。
newsphere.jp
海外のATMでキャッシングするときや、お店で支払いするときに、「ダイナミック・カレンシー・コンバージョン」とか言う選択を迫られることがあるという話です。

これは現地通貨から日本円へのコンバージョンの際に為替手数料をたっぷり上乗せしてくる巧妙な罠なので、迷わず「コンバージョンしない(WITHOUT CONVERSION)」を選択すべし、と覚えておきましょう。

file-20170728-23754-14bf0wd.jpg

私もアジアの某国のATMでキャッシングしようとしたときに、この画面が出てきた記憶があります。そのときは予備知識がなくてATMの前で判断に迷ったのですが、Exchange Rateのところに表示されている数字を見てボッタクリだとわかり、なんとか難を逃れることができました。

この記事を読んで思い出したのがはぴらきさんのツイート。


リンク先の記事がこちら。
無料のお試し読みの記事です。 これはFacebookで5.1万のいいねがついた記事なので            読んだことある人も多いのではないかな? ======= 海外でのクレジットカード支払いで注意すべきこと。 具体的には日本円か現地通貨かどっちにする?と聞かれたら どちらを選ぶべきなのかを検証したいと思う。 最近海外でクレジットカード支払い時にVISAカードを出すと 「現地通貨にするか日本円にするか?」 「通貨選べるよ」とやたらとご親切なオファーを 言われることが多くなった。 このオファー受けていいか拒否るか これ咄嗟に判断するの凄く難しくない?
note.mu
貴重なノウハウが詰まった良記事です。はぴらきさんの仰る通り、本当にありがたい情報です。

キャッシングなら機械が相手なのですべての判断は自分次第なのですが、ショッピングの場合は店員の操作一つで勝手にコンバージョンされていることもあるのが怖いですね。

こういう話を聞くと、海外でのカードショッピングは極力避けたいと思うようになります。ATMでキャッシングして現金払いが無難でしょう。もちろん繰り上げ返済することが前提です。カード払いは現金が足りないときの補助的な役割に格下げとなります。あと宿や飛行機のネット予約などでカード払いしかできない場合、VISAとMASTER以外のカードを選ぶと回避できるかも。

国内での使い分けとは真逆になってしまいますが、罠を回避するために海外では現金主義者にならざるを得ないのが歯がゆいところですね。

こういうボッタクリビジネスを撲滅するためにも、早く暗号通貨が決済手段として普及してくれると良いのですが…。現在のように投機の対象と思われているうちは、まだまだ先の話でしょうか。

この記事に拍手する

人気ブログランキングへ
posted by 遊民 | Comment(0) | 節約 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月10日

『ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現』 野口 悠紀雄 (著)



p.9
飛行機が革命であったように、そしてインターネットが革命であったように、ブロックチェーンも革命だ。それはパラダイムの変革をもたらす。つまり、世の中をひっくり返す。
飛行機やインターネットに匹敵するかどうかはわかりませんが、ブロックチェーンの発明は今後の世の中を大きく変える可能性があります。

基本的には中央集権的な仕組みから、分散自律型の仕組みへのシフトが起こっていくと思われ、今まさに目の前で起こっている暗号通貨の勃興はその序章といったところでしょうか。

ブロックチェーン技術が革命的なのは、その応用範囲が暗号通貨に限られない点です。同じ金融業である証券取引は言うまでもなく、自律運転車やライドシェア、市場予測、経営者のいない自律企業組織、やりかた次第では政治や行政、司法にも応用できると言うのですから驚きです。

たいへん夢と希望に満ちた未来予想だと思いました。ただ、実際に社会が変わっていくには技術の壁よりも法律や規制の壁を乗り越えていく必要があり、そこがボトルネックとなって遅々として進まない懸念もあります。

ただし、フランス革命がそうであったように、革命が始まった段階では、それが社会を良い方向に持っていくのか、悪い方向に持っていくのかは、分からない。飛行機は、地球上のどこにでも短時間で到達できることを可能にした半面で、初飛行から10年少々しかたたぬ第一次世界大戦においてすでに、強力な兵器として利用されていた。
そうです。便利な道具は使い方次第で凶器にもなります。

テレビや新聞の報道しか見ていない人だと、ここでハッキングや詐欺事件をイメージするのでしょうが、それよりも本当に怖いのは権力者が技術を悪用することです。

たとえば日銀が率先して暗号通貨版の新円を発行するようなことになれば、いとも簡単にマイナス金利政策が実現可能になりますし、政府の都合のいいように通貨の価値をコントロールされてしまいます。気が向いた時にいつでもインフレ税を徴収できる仕組みの出来上がりです。

このような、中央集権の強化につながる動きには十分警戒する必要があると思います。

関連記事:
ツイッターを眺めているとこんなツイートが目に入ってきました。 それと、もう一度言いますが、あなたの言ってる「お金」はいったい誰が作り、誰がその信用を担保しますか? https://t.co/Dlb1OmUzDo— 住友陽文 (@akisumitomo)
koutou-yumin.seesaa.net


この記事に拍手する

人気ブログランキングへ
posted by 遊民 | Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

税や社会保険料で「富裕層を優遇している」って本当?

ツイッターを見ているとこんなツイートが目に入ってきました。
「税金や社会保険料で、富裕層を優遇している実態」と書いてあり、一体どこの国の話だろうかと思ってよく読んでみると、どうやら日本のことを言っているらしくてぶったまげました。

たしかに負担「率」のグラフを見ると、所得1億円の人の負担率が約40%でピークになっていて、1億円を超えると負担率が下がっていくようです。しかし、負担率がピークから高々16%程度下がったぐらいでは、高所得者の負担「額」の方が低くなるといった逆転現象は起こりません。

試しに、このグラフから負担率を読み取って負担額を計算してみました。

所得と負担額の関係.jpg

結果は予想どおり、きれいな右肩上がりのグラフになりました。このグラフは、「高所得者ほど多額の負担を強いられている」という単純な事実を示しています。

縦軸は対数表示にしてあります。最初は普通の線形表示でグラフを描いてみたところ、あまりにも負担額の差が大きすぎてうまくいきませんでした。所得100億円の人の負担額は、所得100万円の人の約9000倍という、とんでもないレベルに達しています。

元ツイートのグラフにあった「所得100億円超は所得100万円より税・社会保険料の負担が低い」という見出しは極めて悪質なミスリードです。このグラフが示しているのは「負担率」の違いのみであって、実際の「負担」が高いか低いかを示すデータではありません。

実際は「富裕層を優遇している」どころか、はっきりと富裕層を冷遇していることがわかります。むしろ相対的に低所得の人ほど優遇されています。

そもそも公権力に強制されている負担の話をしている(受益の話はしていない)ときに、その負担が相対的に少ないことを「優遇」って言うのかなという疑問もあります。冷遇の度合いがマシな人(低所得者)から、冷遇の度合いが酷くて虐待レベルの人(高所得者)まで広く分布しているけど、「優遇」されている納税者なんて一人もいないと思うのですが。

しかし、「〜は優遇されている。だからもっと毟り取れ!」と叫ぶ人たち、なんとかなりませんかね…。

関連ツイート:


この記事に拍手する

人気ブログランキングへ
posted by 遊民 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

早期リタイアはもったいない? 自分の頭で考えよう

NightWalkerさんのブログ
ちょっと古い記事ですが、大江さん。日経マネー研究所さんです。 夢の早期リタイア ...
nightwalker.cocolog-nifty.com
で言及されていた日経の記事です。
 会社勤めをしている人の中には定年を待たずにできるだけ早期にリタイアしたいと考える人が多くいます。私の知り合いの会社員も「投資で十分な資産をつくり、早期に仕事から引退したい」と思っているようです。米国でも40歳代までは馬車馬のように働いて早…
style.nikkei.com
大江英樹さんのことは存じませんが、略歴を拝見する限りでは「早期リタイア」とは対極的な生き方を選択されているようです。

それより何より、早期リタイアは本当に幸せなのでしょうか?
一言「人による」で終わってしまう種類の問いだとは思いますが、私のケースで言えば「本当に幸せである」以外に答えようがないですね。

私は40歳代の頃は、何とか早期リタイアができないものかと考えていましたが、実際に定年が近づいてくると、一切働かないで、のんびりすることが「果たして充実した人生なのだろうか」という疑問を持つようになりました。
私の場合は逆で、20代の頃は早期リタイアなど考えもしなかったのに、30代になってくると、このままずっと60歳まで働き続けることが「果たして充実した人生なのだろうか」という疑問を持つようになりました。

いずれのケースでも、選ばなかった方の人生が自分にとって「充実した人生」だったかどうかを知るすべはないので、選んだ方の人生が充実しているならそれでいいじゃないですか、としか…。

仕事とは人のために何かをしてあげることだと私は考えています。報酬は、いわば感謝のしるしとしてもらえるものでしょう。何歳になっても人の役に立つことを仕事として続けていくことは素晴らしいことです。現役時代のようにバリバリ働いて稼ぐ必要はありませんが、自分の体力と時間に応じて、社会とかかわる道もあるのです。
「してあげる」と言われると、何やら上からな感じがして嫌ですね。仕事をする側も報酬を払う側も対等であり、労働と金銭の間に優劣は無いはずです。労働需要があるところに自らの労働力を供給する労働者が人の役に立っているのと同様に、金銭を必要としている所にそれを供給する消費者や投資家だって人の役に立っているのです。

仕事を辞めると「社会とかかわる」道がなくなるというのもよくある妄想で、この文脈で言われる「社会」とは、リタイア生活における余暇活動や消費活動をする領域などはなぜか含まれず、ビジネス領域にのみ特化したかなり狭義の概念だと思われます。

仮に可能だとしても、会社員が早期リタイアしてしまうことはもったいないことです。できれば自営業やフリーランスの人たちのように、働き続けるべきではないでしょうか。
ああ、最後に本音が出てしまいましたね。

早期リタイアすることが「もったいない」と感じるか否かは、最初の問いと同じく「人による」で終わる話です。「働き続けるべき」かどうかは、本人以外の誰にもわかりません。べき論で返すなら「自分の頭で考えて判断すべき」です。しかし自分の頭で考えたくない人は他人に判断を委ねるのもまた自由なので、これも言い過ぎになるかも…。

要は一度きりの人生、それぞれ好きなように生きればいいんじゃないですか、ってことで。

この記事に拍手する

人気ブログランキングへ
posted by 遊民 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

貨幣の信用って誰かが担保しているのだろうか

ツイッターを眺めているとこんなツイートが目に入ってきました。

「もう一度」と言っているので元ツイートがどこかにあるはずで、これですかね。
(税や国家が無ければ)「貨幣の信用は何者が担保するのでしょうか。」という問いを発する人の頭の中には、おそらく「税や国家のおかげで貨幣の信用が担保されているはずだ」という前提が隠れているのだろうと推測できます。

しかしながら、政府や中央銀行が発行、管理する貨幣であっても、「貨幣の信用」が何者かによって担保されているわけではないと思うのです。

1万円札を差し出すと1万円分の価値の物と交換できるのは、どこかの誰かがその価値を保証しているからではなくて、1万円札を受け取る相手がその紙切れにそれだけの価値があると信じているからにほかなりません。もし1万円札にそんな価値はないと思っている人が相手なら、その取引は成立しません。別の決済手段を要求されるでしょう。

ですから、日本銀行券といえども人々の信用を失えば誰にも受け取ってもらえず、その交換価値を失って紙屑同然になることもあり得ます。国家も含め、「日本銀行券は絶対に紙屑になることはない」と保証している人や機関はどこにも存在しないのです。実際に70年前の日本では預金封鎖と新円切替によって旧円は紙屑になり、国家が発行しているからと安心しきっていた多くの国民が馬鹿を見たわけです。

誰もその価値を保証せず、人々からの信用に大きく依存しているという意味では、日本銀行券と暗号通貨(ビットコインなど)の本質的な違いはそれほど無いんじゃないかと思えてきます。現状では暗号通貨よりも日本銀行券の方が圧倒的に人々から信用されているだけのことで、将来それが逆転する可能性も十分あると思います。人々が自発的に暗号通貨を決済に使うようになり、グローバル通貨として広く流通している未来が来るとしたら、素晴らしいことだと思います。

あ、今すぐ日本円をビットコインなどに換えておけと言っているわけじゃないですよ、念のため。通貨はあくまでも決済手段ですから、その通貨で決済する用事もないのに持っていても仕方がありませんので。
関連記事:
cubさんのブログより。 ビットコイン・仮想通貨の投資って儲かるのか?個人投資家の立場で書いてみます。 | cubの日記 …
koutou-yumin.seesaa.net
去年書いたこの記事では「仮想通貨」と呼んでいましたが、不換紙幣よりも現物に近い性質があると知ったので今後は「暗号通貨」と呼ぶことにします。

参考ツイート:





この記事に拍手する

人気ブログランキングへ
posted by 遊民 | Comment(2) | TrackBack(0) | 資産運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


ブログパーツ