2008年11月29日

ネットで薬が買えなくなる?

楽天からのメールより:
厚生労働省は、省令により、一般用医薬品の67%を占める第1類医薬品
及び第2類医薬品のネット販売を2009年6月から禁止する意向です。

この販売禁止には合理的な理由は見当たらず、高齢者、障害をお持ちの方、
外出が困難な方、地方等のため医薬品を販売している実店舗が近所にない方、
実店舗での購入がためらわれる商品を購入したい方など、ネットによる購入が
不可欠な多くの皆様に大変な困難を強いることになります。
ネット署名はこちら

私はネットで薬を買わないので直接不利益を受けるわけではありませんが、こういう無意味な規制によって自由な経済活動が妨げられ、消費者の利益が侵害されている事例が、この国には余りにも多いのではないでしょうか。

今回のような規制強化の動きを見るたびに、『国家は、いらない』という思いがますます強くなります。

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2008年11月27日

分散投資の効果

ホンネの資産運用セミナー | 分散効果を疑え? より。
今回のサブプライム危機では株式、債券、商品が同時に下がったため、分散投資は間違いとするコラムが多く出された。しかし、分散効果は常に異なる動きをするわけではない。もともと異なる値動きをするかどうかは確率的な話でしかない。

したがって、ある一時期の事例をもって分散は意味がないと結論付けるのはあまりに性急過ぎるのだ。分散効果を理解せずに、分散効果を否定しないでほしいものだ。
その通りだと思います。

元記事では、今回の金融危機で「どう分散してもキャッシュ以外はほとんど減価している」という事実から、「分散投資は効果がなかった」と結論付けているわけですが、このような捉え方をする人は、そもそも「分散投資の効果」とは何なのか、勘違いしているのではないでしょうか。

分散投資とは、「すべてのクラスのリスク資産が同時に減価することがない」などという効果をもたらすものではありません。分散投資にそのような虫の良い効果を期待する人は、相関係数が限りなく-1に近い資産クラスの組み合わせでもない限り、期待する効果が得られるはずがないことを理解すべきです。

分散投資の効果とは、集中投資よりもリターン/リスク比を最適化できることに尽きると思います。それだけでも十分にありがたい話です。相関係数が高くなって効果が減少することはあっても、効果が永久に消えて無くなることはありませんから。

分散投資の効果が減少した → 分散投資の意味がない → 分散投資をやめてバフェットさんの真似をする

という発想ほど無意味なことはないと考えます。

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2008年11月25日

あし@に登録してみました

あし@は様々なブログで共通して使える足跡システムです。

当ブログへの訪問者が「あし@」に登録済みのブロガーであれば、左上の「このブログの足跡を見る」のところに足跡が残り、その足跡を辿ればその人のブログを訪問できます。逆に、私が他のあし@登録ブログを訪問すれば、先方に当ブログの足跡が残ります。つまり、足跡によって動的に相互リンクが張られたような状態になり、それなりのアクセスアップ効果が期待できそうな気がします。

ただし、今後怪しいサイトを訪問するときは、当ブログの足跡が残らないように注意しなければなりません。(笑)

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2008年11月24日

ソフトバンクモバイルのサービス改悪

TRANS-AM!: ■ここ最近のソフトバンク改悪まとめ■ より。
【1】・メールの無料受信通知の文字数半減(94文字から50文字へ)。
【2】・メールの料金改定(メール単位からパケット単位へ。実質値上げ)。
【3】・S!メールを送る場合はS!ベーシックパックへの加入が必須に(今までは
  ソフバン携帯相手なら加入しなくても電話番号で送れた)。
http://mb.softbank.jp/mb/information/details/smail.html

【4】・あんしん保証パックが携帯契約時にしか入れなくなる。
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081024_01/index.html

【5】・国際電話が申し込み不要になったが実質値上げ。
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081031_02/
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42567.html

【6】・「Yahoo!ケータイ」トップページ有料化。
 ボタンワンクリックで100円前後の通信料がかかる。完全に詐欺。
 メールを打つ最中などにも使うボタンなので、押し間違いがそのまま料金加担に。
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081031_01/index.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42565.html
やはり6円携帯の乱発で経営が苦しいのでしょうか。

地味ですが【1】の改悪が痛いです。
94文字もあれば大体の内容がわかるので、ほとんどのメールは全文読む必要がなかったのですが、50文字だと判断が難しく、念のためにサーバーメール転送を利用して全文を読むことも多くなりました。これは少しばかり面倒な作業です。

素直に全文受信すればこの手間は省けるのですが、その場合は【2】の改悪によりメール料金が青天井の従量課金になったことが大きなリスクとなります。もしそのメールに大きな写真などが添付されていたら、1通あたり数百円ものパケット通信料がかかってしまいます。それだけは避けたいので、メールは必ず手動受信に設定しています。

さらに、取扱説明書の有料化料金確認ページの高額化などもありますが、いずれもPCからは無料で参照できる情報なので不便はありません。紙媒体はどんどん廃止して、本体の値段を下げてもらいたいです。続きを読む

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2008年11月22日

「トレンド」の不思議

中原圭介の資産運用塾 〜New〜: 大怪我をしないために」より。
いかに損失を最小限に抑えられるかは、上昇トレンドが転換した直後にどのような対応が取れるのかで決まってきます。それは、ボックストレンドや下降トレンドが転換した場合と違って、「損失を追う最悪の機会」となるからです。だから、上昇トレンドの転換が確認できたら、保有株はすべて現金化して次のトレンド確定を待つことがベストな選択になります。
一見もっともらしいことを言っているようで、実際には占いと同程度のことしか言っていないように思えるのは私だけでしょうか? 

「トレンド」を利用するためには、過去のある時点から現在にかけて形成されている何らかの「トレンド」が観測された場合に、そのトレンドが現在から未来にかけても継続するのか、または転換するのかということを、再現性のある手法で予測できなければなりません。あと出しじゃんけん的に過去の「トレンド」を語りたがる人ほど、未来のトレンドを予測する方法を語ることに対しては、むしろ消極的だったり無関心であるという印象を拭えません。

中原氏が「トレンドの転換」「トレンド確定」と呼んでいるような事象は、そもそも何をもって発生したと言えるのかも謎ですし、投資家がまさにその情報を必要としている瞬間ではなく、事後的にしか観測できない事象であれば、「上昇トレンドの転換が確認できたら、保有株はすべて現金化して次のトレンド確定を待つ」などのアドバイスは何の役にも立たないのではないでしょうか。

「トレンド」と呼ばれる不思議なものを利用して超過リターンを狙う行為は、それこそ「大怪我」の原因になりかねないと思います。

中原氏の著書はなぜか売れているようですが、吊られた男さんのレビューにある通り、ツッコミどころの多い本のようなので読むのが楽しみです。

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2008年11月19日

シティバンクオンラインのUI変更

最近、シティバンクオンラインのユーザーインタフェースが全面的に変わったようです。

従来の口座番号ではログインできなくなったので、まずユーザーIDとパスワードを登録する必要があります。

そのIDでログインしたところ、「預金商品等に関するお伺い」というページが現れ、次のような質問をされました。
I. お客様の投資経験と知識について
II. お客様の金融資産の状況について
III. 為替リスクのある商品での運用について
IV. その他の質問について
Q1. 資産運用または外貨預金の利用をされるにあたってのお考えは次のうちどちらですか?
Q2. 一般論としてお答えください。仮に市場環境の悪化により、6 ヶ月で10%下がったとします。お客様の投資期間が長いことを前提とした場合、今後の運用をどのようにしますか?
Q3. 年率平均4%程の利回りで10年間で元本を1.5倍にするという運用目標に対して、ご自身のお考えに一番近いものをお選び下さい。
この質問の答えから、
お客様のリスク・スコア: 3
のように判定されます。いったん判定されると同日中は変更できないので、テキトーに回答しないほうがいいでしょう。

外貨預金取引に関するご注意」によると、リスク・スコアは5段階あって、低すぎると利用できない金融商品もあるようです。
・「預金商品等に関するお伺い」について

2007年9月より「金融商品取引法」が施行となり、当行では「預金商品等に関するお伺い」にご回答いただき、お客様のご資産やご収入、投資のご経験や知識、投資の目的ならびに為替リスク等に関するお考えをより詳細にお聞かせいただいた上、お客様に適合した商品をご案内させていただきます。
つきましては、お客様のご回答結果に基づいて当行が算定いたしますお客様の「リスク・スコア」(5段階)が、ご興味のある商品の「リスク・レベル」に満たない場合、お客様のご希望に添えない場合もございますので、あらかじめ ご了承ください。

今回、普通預金の米ドルを定期にしたのですが、その際には次のような確認事項と「お取引の目的」をきく画面が出てきました。これも以前は無かったように記憶しています。

citi2.JPG

citi3.JPG

ちなみに米ドル定期預金の金利は1週間0.1%、1ヶ月0.3%という有様で、野村外貨MMFの1.345%と比較すると異様なまでの低金利戦略(笑)であることがわかります。シティバンクの口座は海外旅行前のTC調達に利用してきましたが、ドル建てデビットカードを入手した今となっては存在価値が希薄になっています。最近は円高の影響で口座維持手数料がかからない20万円相当の外貨を維持するのに苦労していますし、今後は解約も視野に入れて検討していきます。

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2008年11月18日

クレジットカードの正しい使い方

特にアメリカでは、クレジットカードを使った過剰な消費行動で負債を膨らませる人が多いと聞きますから、クレジットカードを借金のための道具と見る人がいるのも仕方がないのかもしれません。

まあ確かに形式上は借金なんですが、金利のつかない借金なら話は別だと思います。包丁や車と同じように、正しい使い方を知っていれば普通に便利な道具ですし、使うことで節約にもなる場合も少なくありません。

気をつけるポイントとしてはこんな感じでしょうか。
・自分の使い方に応じて、できるだけ還元率の高いカードを選ぶ。
・ショッピングでは金利のかからない支払方法を選択する(主に1回払い)。
・キャッシングは原則として使わない(海外旅行先での現金入手手段としては優れているので例外)。不正使用対策としてキャッシングの限度額をゼロにしておいてもよい。
・引き落とし口座の残高には常に余裕をもたせておく。


ところで、日本にはクレジットカードをこんなに毛嫌いする人たちもいるんですね。
http://oshiete.homes.jp/qa1009069.html
質問者を叩いているコテコテの現金主義者たちは、きっと住んでいる世界が違うのでしょう。叩くぐらいならデビットカードを勧めてあげればいいのに・・・

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2008年11月16日

『いま債券投資が面白い!』



たとえば「貯蓄から投資へ」と言われる場合の「投資」とは株式投資を意味することが多く、リスクやリターンが預金と株式の中間に位置する債券投資をイメージする人は非常に少ないのではないでしょうか。本書は、そういうマイナーな投資対象にスポットライトを当てる希少な本であることは確かです。

株式という資産クラスのリスクの高さが予想以上だったり、自己のリスク許容度が意外に低いと感じるときは、ポートフォリオのリスクを下げる必要がありますが、必要以上の安全資産(現金や預金)を抱えるよりも、それが余裕資金である限りは債券クラスの割合を増やすほうが良いと思います。年齢やリスク許容度によってはポートフォリオの中心が債券になる場合もありますし、債券投資の知識を補っておいて損はないでしょう。

しかし本書で残念なのは、株式市場や金利の動向を見極めて、あるときは株式を売って債券を買い、またあるときはその逆を行うというような、アクティブな運用で超過リターンを狙うことを勧めており、アセットアロケーションの一環としての債券保有という最もオーソドックスな話がまったく出てこないことです。現在の株価が割高か割安か、これから金利が上昇するのか下落するのかが読めるという前提で話をするので、それができるなら誰も苦労しませんよと、読みながら何度ツッコミを入れたかわかりません。(笑)

また、債券投資の具体的な方法については知れば知るほど、日本の債券投資環境の悪さが目立ってきます。たとえば外国債券に直接投資したい場合は、野村や大和などの大手証券会社に口座を開設して、年間3,000円以上の口座管理料を負担する必要があります。債券は市場取引ではなく証券会社との取引になるので、売りと買いのスプレッドによって負担する手数料も不透明になりがちです。

では直接投資ではなく投信による間接投資はどうかと言えば、悪名高きグロソブを筆頭に、異常に高コストなものが幅をきかせているのが現状です。

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2008年11月13日

『夢をかなえるゾウ』



勝間さんの本と同様、こちらも大変な人気本のため何ヶ月も待たされた後、忘れた頃に回ってきました。

ストーリー仕立てで面白おかしく読める自己啓発本です。
著者自身が過去の成功本に書いてある成功法則の寄せ集めに過ぎないことを認めていますので、そういう類の本をよく読んでいる人には、本の厚さに見合わない内容の薄さが気になるのではないでしょうか。そういうのに疎い私にとっては概ね新鮮な内容でしたが。

私が自己啓発本にあまり興味がないのは、「成功者が語る成功法則を知り、それを真似れば成功できるか?」ということ、つまり成功法則の再現性について懐疑的だからです。本書にも、再現性について誤解させるような記述があります。
 人間の長い歴史において、どうすれば人が成功するか、そのことはもう解明されているのです。
既知なのは「成功した人がどうしてきたか」という個々の事実の積み重ねに過ぎません。そこから帰納的に導けるのは、せいぜい成功のための必要条件であって、十分条件ではありません。つまり、「こういうことを実行すれば誰でも成功する」という再現性のある法則が解明されているとは言えないのです。


ゾウの神様「ガネーシャ」が話す関西弁が完璧である点は高く評価したいと思います。文字を読むだけでも、関西弁のイントネーションで喋りまくるガネーシャの声が聞こえてくるようでした。著者は愛知県出身なのでネイティブではないはずなのに、このクオリティは見事です。

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2008年11月11日

動かざること山の如し

最近の個人投資家へのアンケートでこんな結果が出たそうです。
Garbagenews.com: 下落相場、「長期だから気にしない!」「損切りできない」が半分ずつ

元データはこちら

この10月のような極端な弱気相場においても、78%の投資家が特に投資対象を変更しておらず、円預金への逃避を実行した(する)投資家は全体の10%程度に留まっているということです。もう少し拮抗しているかと思っていたのですが、結構はっきりした差が出ました。

私が何もしない理由も「長期だから気にしない!」なので、この調査では最も多数派に属することになります。どちらかといえば多数派の逆を行くほうが好きな私としては、やや複雑な心境です・・・。

ところで、何もしない理由の第2位「含み損を抱えて売りたくても売却できない」というのは、実は合理的ではないと思うのは私だけでしょうか? なぜなら、同じ株価でもたまたま含み損を抱えているときは売却しないけれど、もし含み益が出ていれば売却するという、まったく正反対の二つの意思を包含しているからです。これは行動経済学の「プロスペクト理論」で説明されている、人間の非合理的な行動のひとつだと思います。

だからといって、いわゆる機械的な「損切り」が合理的だと言うつもりは全くありません。むしろその逆だと思っています。

売却の意思決定における合理的な判断は、次のような二択になると考えます。

・アセットアロケーションをいじってリスク資産の割合を減らすことにした場合、そのために必要な範囲内で売却する。その際に確定するのが損失なのか利益なのかは関係ない(税コストを考慮すれば損失のほうが望ましいという事は否定しませんが)。

・アセットアロケーションをいじらない場合は、売却しない。

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2008年11月10日

『疑似科学入門』



第2章あたりまでは良かったのですが、途中から話が変な方向へ脱線したように思えてきて、微妙な読後感が残る本でした。Amazonのレビューも賛否両論のようです。

役に立ちそうな記述をメモしておきます。
科学の法則は、ある特殊な状況のみで成立するのではなく、普遍的な条件下で一般的に成立することが示されねばならない。また、異なった条件下であっても現象の予言ができ、それを実証したり反証したりできる手続きを提示することが可能だ。そのような要件を欠いたものは、すべて疑似科学とは言わずとも、少なくとも科学の範疇には入らない。
人間には、体験によって「情報を得る」という段階と結果的に「信じる」という段階の間に「認知」という情報処理過程があり、その過程で生じるさまざまなエラー(錯誤)のため誤った信念に導かれる可能性があるのだ。また、エラーだけでなくバイアス(偏向)もある。
推論の段階で、ある目立った事柄二つが続けて起こると、ただ目立つという理由でその二つを結びつけて考える癖がある。この二つに関連があると推論してしまう傾向で、「関連性の錯誤」あるいは「相関の錯覚」と呼ばれている。
相関があるとなると、それを因果関係で結びたくなるのが人間である。それによって事柄の関連がすべて説明でき、めでたしめでたしとなって安心できるからだ。とはいえ、相関関係があるからと言って、必ずしも因果関係であるとは限らないからちゃんと吟味する必要がある。
テレビは科学と疑似科学の見分けがつかない人々を養成していると言わざるを得ない。

話が脱線していると感じたのは、
まず第3章で、インターネット上の言論が自己中心主義を助長し、匿名掲示板が無責任体質を許容すると非難した上で、
インターネットによって「瞬間」で世界とつながることに馴れると、時間を使う営みが時代遅れに見えてしまう。疑いを持ち、考え得るすべての可能性を検討する時間を無駄とみなし、直ちにシロ・クロの決着を明確につける方を高く評価する。(略) それは疑似科学との相性が良いことを意味している。
という、かなり強引な主張を展開しているあたりです。

さらに第4章で、
第三種疑似科学は、これら複雑系に関わる問題で、それを要素還元主義の考え方で理解しようとすることからくる誤解・誤認・悪用・誤用などを指す。要素に分解してもわからないことをもって「科学的根拠なし」と断定したり、要素がプラスにもマイナスにもはたらくことをもって「どちらとも言えない」と不可知論に持ち込む手口である。
と定義しているのも妙です。
複雑系ゆえに科学の限界を超えていて、今はまだ結論が出せない事柄について、「科学的な真偽は不明である」と考えることは妥当であり、それ自体のどこが疑似科学なのかわかりません。著者が繰り返し主張する「予防措置原則」の正当性を導くために、無理やり疑似科学の一種ということにしたのではないかとさえ思えます。

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2008年11月08日

『効率が10倍アップする新・知的生産術』



図書館で予約してから何と5ヶ月待ちでやっと回ってきました。
10倍は大げさにしても、知的生産性を高めるためのヒントが詰まった本であることは確かです。ただし、金銭的にも才能的にも偏差値の高い著者が勧める方法を、そっくりそのまま真似してうまくいく人は少ないと思います。

たとえば、
・月15万円使って50〜100冊の本を読む。
・ノートPCを2台以上用意。
・フォトリーディング受講に11万3,000円を投資する。
・自分の学びを本として出版する。
というようなハードルの高いことを、これぐらいは当たり前とでも言わんばかりに平然と指南しています。
ラインを引くのも、読み終わった後に気になったことをまとめるのも、時間がかかるのでやりません。
これでも読んだ本のエッセンスは頭の中に残しておけるというのですから、凡人には想像もできない脳力の持ち主に違いありません。

凡人の私がブログに読書カテゴリーの記事を書いているのは、本を読んで気になった部分を忘れないように記録するためです。自分の記憶力をまったく信用していませんので。(笑)
「本を出すと、人生のステージが変わる」
これは、出した本が売れた人だけが言えるセリフなのですよ。

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2008年11月07日

小室哲哉の破綻原因

TM NETWORKは学生時代によく聴いたもので、わずかでもCDの売上に貢献した者として残念な事件です。

小室容疑者レベル落とせず生活費月800万
という記事より:
100億円を超える預金があったにもかかわらず、わずか10年で借金十数億円を抱える生活に転落。それでも、生活費は月に800万円で、事務所運営費も月に1200万円かかっていたとされる。1度味わった華やかな生活レベルを落とせなかったプライドが、逮捕の悲劇を引き起こした。
100億円を10年で使い切るには月8,000万円以上使う必要がありますから、計算が合わないですね。月800万円使い続けたとしても100年、2,000万円でも40年以上は暮らせるので、資産に見合った生活レベルと言えなくもないです。

破綻の直接原因は、生活レベルよりも起業の失敗だと思います。
ところが96年、世界のメディア王、ルパード・マードック氏と提携し、アジア進出を目指す合弁会社「TKニューズ」(後のロジャム)を香港に設立したことが転落のきっかけだった。資本金1億2000万円を小室容疑者が1人で出資。アジア最大の音楽プロダクションを目指し、小室容疑者も投資し続けた。一時は小室容疑者のために5人の秘書が置かれた。しかし、ヒット曲に恵まれず、株価も下がり続け、70億円ともいわれる負債を抱え事業から撤退した。
100億円もの資産がありながら、わざわざ自らリスクを取って起業してハイリターンを狙うのは、どう見ても合理的な選択ではないでしょう。

これだけお金を稼ぐ能力がある人でも、ファイナンシャル・リテラシーが欠如していればお金は残らない・・・この冷徹な法則が支配する世界に生きていることを忘れないようにしたいものです。

余談。
ZAKZAKの記事より:
ファッションリーダーとしても知られた小室だが、逮捕された際のファッションはただの人だった。着用していたのはユニクロが4月に発売したアニメ「機動戦士ガンダム」のコラボレーションTシャツで、「ズゴック」という兵器がプリントされている。
ズゴックTシャツ、ユニクロのサイトで見たら早速売り切れてました。(笑)

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2008年11月05日

スパムブログとアフィリエイト

「投資信託のブログ ファンドの海」さんの記事
不正を目的とした投資信託ブログ
を読んで驚きました。こういうブログもあるのですね。

こういう不正な手段を使って仮に検索順位が上がったとしても、肝心の内容が伴っていないブログなら読者が定着するとは思えないです。検索経由で新しいブログを見つけても、その記事以外に興味がなければRSSリーダーに追加することもないでしょう。

それよりも、既に購読しているブログからのリンクやトラックバック、コメントで新規の優良ブログが見つかることのほうが、はるかに多いと思います。

スパムブロガーの最終目的はアフィリエイト収入ということなんでしょうけど、その目的が見え見えのブログって、ある程度の内容が伴っていたとしても、やっぱり私も読者としては敬遠してしまいます。必死さが伝わるほど逆効果というか・・・


ちなみに当ブログでは、そんなふうに敬遠されることがないように、今後もアフィリエイトはオマケであり実験であるというスタンスを貫いていくつもりです。

先日の記事で、
PetaPeta.tv という広告スペース公開取引所に登録してみました。右の2箇所の広告スペースにさっそく広告主からのオファーがあり、合計32円/日の報酬を得ています。調子に乗って3箇所目のスペースを登録したものの、まだオファーはありません。
と書いたあと、3箇所目の広告主からオファーがありましたが、その後右上の広告主からキャンセルされたので、現在の収入は23円/日になったことを報告しておきます。

右上スペースの元広告主は宣伝コメントまで書いておきながら、その翌日にはキャンセルするという、本当にわけのわからない業者でした。今はそのコメントは消しましたけど、「リンク先のサイトのことを記事に書いてくれたら単価を上げる」というオファー付きの宣伝でした。

私の場合、こういう状況で言われた通りに記事を書くことはまずあり得ません。記事の領域にまで広告が侵入してきて、両者の境界線が曖昧になることは避けたいと思っています。「ブログタイムズ」のような広告記事型のアフィリエイトに興味がないのも、このような理由からです。

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2008年11月03日

10月の人気記事ランキング

人気記事ランキングのブログパーツで自動集計しようと目論んでいたのですが、あえなくバグったので、とりあえず今回も手動でいきます。

過去の全記事の中で、10月1日〜31日の1ヶ月間のPV数が多い順に並べました。10月に書いた記事のランキングという意味ではありません。

1位 預金のインフレ抵抗力 135PV
2位 安楽椅子探偵シリーズ第7弾 125PV
3位 『国債は買ってはいけない!』 112PV
4位 早期リタイアした理由 95PV
5位 45歳で1億円の資産運用 89PV
6位 米国Interactive Brokers証券 86PV
7位 『「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう』 82PV
8位 『投資リッチの告白』 75PV
9位 余裕資金の定義 74PV
10位 国民年金免除の損得 72PV

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2008年11月01日

2万ページビュー

まもなく当ブログ開設から5ヶ月になりますが、本日2万PVを超えました。いつも見ていただいてありがとうございます。

1万PV達成から1ヶ月ちょっとしか経っていません。以前より急にペースが上がったのは、他のブログとの交流がきっかけとなって、新しい読者の方が増えたおかげかなと思っています。左下のアクセスランキングの数字(過去30日間の来訪者数)を見ると、「PALCOMの海外投資塾」さんの影響力が特に大きいようです。


アクセスカウンターが回るペースが上がるとともに、当然アフィリエイトの成果のほうも・・・・
特に変化なしですね。(笑)

いま新しいアフィリエイトを試しています。
うさみみさんの、「長が〜く続けて、ゆとりある暮らし: お小遣い稼ぎ〜広告記事」という記事で紹介されていた、moeさんの「3000万円貯蓄節約主婦の日記: アフィリエイト収入月5万円への道?」を参考に、PetaPeta.tv という広告スペース公開取引所に登録してみました。右の2箇所の広告スペースにさっそく広告主からのオファーがあり、合計32円/日の報酬を得ています。調子に乗って3箇所目のスペースを登録したものの、まだオファーはありません。

この広告の特徴は、バナーを表示する場所(大きさや位置は自分で決められます)を提供するだけで毎日報酬が発生することです。リンクがクリックされるまで報酬が発生しないGoogleアドセンスや、リンク先で商品が売れるまで報酬が発生しないAmazonと比べて、何気に有利な条件に見えます。

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