2009年11月26日

年間生活費100万円! 36歳からのドケチリタイア日記

また一つ、早期リタイア実践者のブログを見つけました。
orzさんのブログで紹介されていたmushoku2006さんの「年間生活費100万円! 36歳からのドケチリタイア日記」です。
アーリーリタイアは、元来働くのが嫌いだったのと(^^)、雇われる立場の厳しさに嫌気が差したため決意。
そして生活費を資産運用で賄える目処が付いた2006年に実行。
早期リタイアの動機は私とそっくりです。
リタイアの時期で言えば彼のほうが私より先輩ですね。
自らドケチと称するだけあって、生活コストの低さにおいてはぬこさんとかなりいい勝負かも・・・。まあ確かに食生活については、食べることにあまり興味がない私から見ても少し心配になるレベルですね。
ブログ開始からまだ3ヶ月しか経っていない割には、既に記事の数がかなり多いので、これから少しずつ読ませていただきます。

プロフィールを拝見する限りでは、資産運用のスタイルはかなり違うようですが、同じ早期リタイア組として注目していきたいと思います。

関連記事: 無職生活開始〜 by ぬこ

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2009年11月25日

『リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理』



9.11のテロ後1年間、恐怖に駆られて移動手段を(より安全な)飛行機から(より危険な)車へシフトした米国人が増え、その結果命を落とした人は1,595人に上ると推定されるとか。つまり、
彼らの愛するものたちを奪ったのは恐怖だった。
のです。
すべての人の脳は一つではなく二つの思考システムを有している。
(中略)
 システム・ツーが理性である。それはゆっくり動く。それは証拠を調べる。それは計算を行い熟考する。理性が決定を下すとき、言葉にして説明することは容易である。
 システム・ワンの感情はまったく異なる。理性とは違って意識的に認識することなく動き、稲妻と同じくらい速い。感情は、予感や直感として、あるいは不安や心配、恐れなどの情緒として経験する即座の判断の源泉である。感情から生まれる決定は言葉で説明することが難しい。あるいは、不可能でさえある。なぜそのように感じるかはわからない。ただそう感じるだけである。
本書ではシステム・ワンを「腹」、システム・ツーを「頭」と呼びます。
腹=原始人
頭=聡明だが怠け者のティーンエージャー
という例えが面白いです。

「腹」が無意識、直感的に下す判断はしばしば誤っていて、例えば、
強い感情に駆られると、人は簡単に「確率盲目」になる。強い感情は簡単に確率の数字を取り去る。
(中略)
皮肉なことに確率盲目自体が危険である。確率盲目によって人はリスクに対して簡単に過剰に振る舞い、愚かなことを仕出かす。たとえば、テロリストが4機ハイジャックしたからといって飛行機による移動を放棄したりする。

我々は、「腹」の判断を「頭」が修正することを妨げるさまざまな要因に囲まれて生きていて、その一例がマスメディアの
稀なことを日常的に、日常的なことを稀に報道するという習慣
であったりします。
 直感の誤りを正す第一段階は、科学的過程に対してまっとうな敬意を示すことでなければならない。(中略)
科学的過程は、決して完璧な過程ではない。いらいらさせるほどゆっくりとしているし、間違いを犯すこともある。しかし、人間が現実を理解するために用いてきたほかのどんな方法よりはるかに優れている。
 リスクを理性的に取り扱う次の段階は、リスクが避けられないことを受け入れることである。(中略)
リスクがかかわる問題において、存在するのは安全の度合いだけである。
確かに、以上の2点を軽視あるいは無視した議論が世の中に多すぎるような気がします。
確率は、リスクを取り扱うとき常に重要である。(中略)
人類が直面している最大のリスクは核によるテロではない。惑星を消滅させる規模の小惑星や彗星との衝突である。そういった出来事によって生じる可能性のある破壊の大きさだけを考慮し、起きる確率を無視するとしたら、小惑星や彗星が貫通できない、地球を取り囲む巨大な防御システムの建設に何兆ドルもつぎ込むことになるだろう。
程度の差はありますが、これと同様の馬鹿げた話が、現実に環境問題や食の安全などの分野に起こっています。
私たちにできるのは「腹」がどのように働くか、どのようにときどき過ちを犯すかを理解することである。(中略)
「腹」はよくできているが完璧ではなく、これがリスクを誤って理解すると、人は愚かな結論に達することがある。(中略)
自分自身をいわれのない恐怖から守るため、「頭」を目覚めさせ、仕事をしろと言わなくてはいけない。私たちは一生懸命考えるようにならなくてはいけない。
その通りですね。聡明なティーンエージャーにもっと働いてもらいましょう。
本書にはそのための知恵が満載されています。

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2009年11月24日

web宝くじシミュレーター

宝くじの季節ですね。
世の中で最も不利なギャンブルにもかかわらず、見果てぬ夢を見てしまう人たちが後を絶ちません。売り場へ向かう前に是非これを試してみてください。

web宝くじシミュレーター for ジャンボ宝くじ【Trial版】

本来の還元率は45%程度で、これでも十分なぼったくりですが、シミュレーターの結果は多くの場合30%前後の回収率になるはずです。100万円つぎ込んでも、30万円しか回収できません。たとえ1億円以上つぎ込んでも、2等1億円以上の高額当選が出ることはまずないということもよくわかります。

くれぐれも余分な税金を貢ぐことのないようにご注意ください。

参考記事:
宝くじ効果 | twitmedia
金融日記:史上最強のビジネス・モデル、宝くじ

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2009年11月21日

『アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書』



高校生が読むにしてはちょっとわかりにくいし、内容的にも眉唾なところがあるので、あまりお薦めできない本です。

本書で言うところの「まずは自分に投資せよ」とは、
アメリカのパーソナルファイナンスで強調されている「Paying yourself first」
の訳らしいのですが、その意味は、
稼いだ所得から、まず最初に自分のために毎月同額のお金をとっておくこと(=貯蓄)
に過ぎないようです。ただの貯蓄をあえて強調するあたりが、いかにも消費好きなアメリカ人向けの教えです。
日本人は「自分に投資」というと、普通に自己投資をイメージしてしまうので、ここは素直に「まずは貯蓄せよ」と訳すべきでしたね。

信用格差社会アメリカでは、銀行に当座預金口座すら開けない人が約28%もいて、手数料ぼったくりの小切手換金店などを利用しているそうです。そんな人たちになぜか高額の住宅ローンをファイナンスしてしまったことが、サブプライム問題の元凶です。
 インデックスを上回る好成績をあげようとするアクティブ・ファンドは、好成績(パフォーマンス)をいつもあげているとは限らないということです。
これはずいぶん控えめな表現ですね。もっと具体的に、インデックスに負けるアクティブ・ファンドの方が多いという事実を伝えるべきでしょう。

投資の3つのルール:
1.早くはじめること(Start early)
2.投資したお金はそのままにすること(Keep your money invested)
3.多角化・分散化すること(Diversify)
同意します。
しかし、リターン・リスク・ピラミッドの図の頂点(ハイリスク・ハイリターン)に「絵画」「貴金属」を置いているのが奇妙です。これらはあまりにマイナーですし、そもそも期待リターンがプラスとは言えない代物でしょう。

ほかに腑に落ちなかった点。
投資・・・・・・流動性、リターン(収益)、リスク(損失の危険)という観点から比較可能な金融商品に、自分の資産(お金)を投じること。
投機・・・・・・流動性が低かったり、リターンが大き過ぎたり、リスクが大き過ぎたりする。
この定義は変だと思います。
投資と投機の違いについては、こちらに書いてある通り、期待リターンがプラスなら投資、ゼロなら投機、という分類が一番しっくり来ます。では期待リターンがマイナスなら? それは(狭義の)ギャンブルでしょう。
円高でドルを買って円安で売るのがセオリー
円高のときに日本円で外貨に換金する。
→金利の高い商品で運用する。
→円安のときに日本円に戻す。
言うは易しの典型です。
為替の動きを読んで為替差益を得ようとするのは投機以外の何物でもありません。

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2009年11月20日

『「ぼうず丸もうけ」のカラクリ』



世界最強のタックスヘイヴンは、実は国内にあるという話。
 お寺に対する「税金の優遇」は、まさに「最強」です。
@不動産取得税
A事業税
B印紙税
C市町村民税
D道府県民税
E固定資産税
F都市計画税
G登録免許税
H所得税
I法人税
これらの税金が、
宗教活動をしている限り基本的に「全部タダ」。

さらに驚いたのが、
 たとえば「お寺」といえど、3円のろうそくを4円で売ったら、その1円の儲けには、「税金」がかかるのですね。しかし、100円で売って儲けが97円という高額のものになると、なんと税金がかからなくなるのです。
という話。その理由は、
普通の商売と競争にならないような「多額の利益」が発生しているものは、「そこにきっと宗教的価値がある!」ということが認められて、税金がかからないんです。日本では「宗教活動には税金をかけない」のです。
まさに「聖域」ですね。宗教とは恐ろしい。
宗教法人という最強のタックスヘイヴンの前では、先日紹介したサラリーマンのマイクロ法人も霞んで見えます。
 宗教行為のすごさは、「価格競争」を完全に無視する力があること。そこには、その人の必死な気持ちが込められているのです。だから信仰心が強くなると、「より価格が高い方がありがたい!」という方向に気持ちが向かうのも、わかる気がします。
 客観的にみれば「ぼったくり」です。
この心理は、食品に顕著な「国産信仰」にも通じるところがありますね。
ぼったくられないためには、宗教とはできるだけ距離を置くしかないようです。

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2009年11月19日

『サバイバル時代の海外旅行術』



斜め読みなので簡単に。

高城さんの本は3冊目になりますが、彼が某芸能人の夫だとは、あとがきを読むまで気付きませんでした。
僕のことを、たまたまテレビの芸能ニュースで見て、きっとファーストクラスに乗って、優雅に旅行しているのだろうと思っている方も多いのではないでしょうか。そのような思いでこの本を読むと、あまりのギャップに驚いてしまうのではないかと少々心配しています。
テレビを見ない生活が幸いして、そのようなイメージは刷り込まれていませんでした。むしろ、バックパッカーにしてはずいぶん荷物が多い人だなあと。(笑)

海外でSIMフリーの携帯電話(またはiPhone)を買う話は、参考になりました。

ごくわずかですが、海外口座開設の話も出てきます。
それぞれ5万円程度の初期資金で、バンクオブハワイ(アメリカ)、HSBC(イギリス)、La Caixa(スペイン)に旅行者として口座を開き、デビットカードを入手したそうです。スペインの銀行は名前すら聞いたことがないですね。

本書で紹介されている役立ちそうなサイト:
価格を比較して格安航空券を見つけましょう! - Skyscanner 日本
Booking.com: 73000 以上の世界中のホテル. このホテルを予約する!
Airport Reviews | Budget Traveller Guide to Sleeping in Airports
CIA - The World Factbook
Free Worldwide Travel Guides - Wikitravel

関連記事:
『「ひきこもり国家」日本』
『70円で飛行機に乗る方法』

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2009年11月14日

『貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』



橘玲ファンの期待を裏切らない良書ですが、本書を読んですぐに「雇われない生き方」を実行に移せるかといえば、日本ではまだ無理だろうなという印象です。
この世界大不況が私たちに教えてくれたことがあるとすれば、それは、国や会社はなにもしてくれないということだ。アメリカ大統領にオバマが就任しても、日本の政権党が自民党から民主党に替わっても、魔法のように景気を回復させられるわけじゃない。グローバルな市場の中で、国家ができることはほんのわずかしか残されていない。それも、しょっちゅう失敗する。だったら、自分のことは自分でなんとかするしかない。
その通りです。

市場経済において私たちがお金を獲得する方法は、たった一つ:
資本を市場に投資し、リスクを取ってリターンを得る。
投入する資本が人的資本ならリターンは給料などであり、金融資本ならリターンは利子や配当などです。
本書では人的資本を高めるための「自己啓発」という戦略について扱わない理由の一つとして、
みんなが同じ目標を目指せば少数の勝者と大多数の敗者が生まれるのは避けられず、ほとんどのひとが敗者になってしまうのだ。
 そこでこの本では、お金と世の中の関係を徹底して考えてみたい。なぜそんなことをするのかって? 自分が生きている世界の詳細な地図を手に入れることができれば、自己啓発なんかしなくても、ほかのひとより有利な立場に立つことができるからだ。
と書かれていました。これは真実だろうと思います。
 マイクロ法人をつくれば、ひとはビンボーになる。そしてそれが、お金持ちへの第一歩だ。そのうえ”雇われない生き方”を選択すれば、クビになることもない。
これが何を言っているのかサッパリわからない人は特に、本書を手に取る価値は十分にあると思われます。
現在では、誰でも気軽に資本金なしで株式会社を設立できるようになった。これはまさに、会社法のコペルニクス的転回だ。
私は本書を読むまでこの事実を知りませんでした。資本金なしでOKになったのはつい4年ほど前のことのようです。この分野は頻繁に法改正があるので、今後改悪の方向に向かわなければいいのですが…。
 税金と並んで家計に大きな影響を与えるのが年金と健康保険だ。サラリーマンの場合、いまでは税負担よりも社会保険料のほうがずっと重くなってしまった。これまで厚生年金や組合健保に加入できることがサラリーマンの大きなメリットだと考えられてきたが、この神話は10年以上前にすでに崩壊している。
恥ずかしながら、私も会社を辞めるまではこの神話を信じていました。
 制度上、日本には二種類の年金制度と健康保険制度があり、一方は他方より有利である。
多くの場合、
国民年金>厚生年金
国民健康保険>組合健保
です。もちろん所得や扶養家族の数によっては逆転するケースもありますが。

本書では、いわゆる「サラリーマン大家」について、
マンションやアパートは資金繰りに行き詰ったときにすぐに換金できないから、キャッシュフロー的にはきわめてリスクの高い資産運用法だ。
とバッサリ斬っています。

また、『「無税」入門』に書かれていた節税法について、本書では
サラリーマンが税コスト引き下げのみを目的にするのならこの方法がもっとも有効だろう。
と評価しています。

本書の真骨頂は「あとがき」で、こちらに全文が公開されていますので一読の価値ありです。特に自由と自己責任について書かれた次の部分には、完全に共感しました。
近代は、自由を至上の価値とする社会である。私たちは誰の強制も受けず、自分の人生を自分で選択することができる。これが私たちの生きている世界の根源的なルールで、何人たりともそれを否定することは許されていない(ひとを奴隷化する者は社会から排斥される)。

ところで、自由はなにをしてもいいということではなく、ひとはみな選択の結果に対して責任を負わなくてはならない。自由と責任は一対の概念だから、原理的に、責任のないところに自由はない。

派遣や非正規雇用の問題を語る際に、彼らの自己責任を問うことを許さないひとたちがいる。私はずっと、この議論に強い違和感があった。相手を責任の主体として認めないということは、奴隷か禁治産者として扱うことだ。ひとが尊厳をもって生きるためには、自分の行為に責任を持たなくてはならない。

自己責任を否定するひとたちは、決まって国家や会社やグローバル資本主義を非難する。だが、理不尽な現実をすべて国家の責任にしてその解決を求めるのはきわめて危険な考え方だ。国家とは、盲目的に自己増殖するシステムである。マスメディアが“危機”を煽れば、国家はそれを格好の口実にさらに肥大化しようとするだろう。国家が巨大化すれば、その分だけ私たちの自由は奪われていく。

私たちは自由でいるために、自分の行動に責任を持たなくてはならない。自己責任は、自由の原理だ。それを否定するならば、残るのは無責任か連帯責任しかない。すべてを国家の連帯責任にするのは、「国家主義」以外のなにものでもないだろう。

もちろん、だからといって職を失った若者たちにすべての責任を引き受けさせるのは酷である。“ロスジェネ”を生み出したのは、終身雇用と年功序列に固執するこの国の差別的な雇用制度だ。同じ職種には同じ賃金を支払う「同一労働同一賃金」はアメリカはもとよりEU諸国でも当然とされているが、日本ではいまだに勤続年数によって労働条件が決まる。こうして給与の高い中高年層が企業に滞留していくが、厳しい解雇規制によって経営が破綻するまで彼らを若い労働力と交換することは許されない。

若者たちの自己責任を問うのであれば、解雇を自由にして、誰もが対等な条件で労働市場で競争できるようにするべきだ。だが既得権を握って離さないひとたちは、自分たちに不利な“公正な社会”の実現を嫌って、国家に責任を転嫁し三十代の若者に生活保護を受給させて差別を温存しようとする。こうして彼らの人生を腐らせていくのだから、これは偽善というよりも犯罪である。


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2009年11月11日

『欲しがらない生き方 -高等遊民のすすめ-』



「高等遊民のすすめ」というサブタイトルに引かれて読んでみた本です。
まえがきに「高等遊民になるための20ヵ条」があり、著者が描く高等遊民像がどんなものかわかります。自分にどれだけ当てはまるか見てみました。

高等遊民は
○お金持ちよりも時間持ち、物持ちよりも心持ちをめざす
○世俗の欲望を半分捨てる
○いつも”ほどほど”をめざす
×お金がなくてもいつも楽しい (より少ないお金でも人生を楽しめるというならわかりますが、本当にお金が「無い」人生が楽しいわけがない…)
○行列してまでモノを望まない 
△ブランド品は持っていないが電子辞書を持っている (どちらも持っていません)
○スケジュール帳など持たない
×義理と人情に弱い
△どのような人とも対等に付き合う (価値観が合わない人とはそれなりの付き合いに…)
△人から与えられるより与えることを望む (どちらも望みません)
△いつも笑顔でグチや不満をいわない (喜怒哀楽自体が少ないので)
○人にたかって飲食などしない (高等遊民でなくても人として当たり前では?)
○ボロは着てても心は錦 (ファッションに全く興味ナシ)
△正義を愛しウソは洒落でしかつかない (「正義」という言葉は胡散臭く感じます)
○形式よりも中身を大事にする
○儒教思想よりも老荘思想に親しむ
×信条として新渡戸稲造のクリスチャン「武士道」を愛する
×司馬遼太郎と山田風太郎を併読する
○なによりも知的好奇心を愛する
○誰からも束縛されない自由人である

まあこれだけ当てはまっていれば、同じ高等遊民の看板を掲げるブロガーとして問題ないですよね。
極論するなら、今日のわれわれを取り巻く多忙はまさに諸悪の根源といってもさしつかえないほどである。だからこそセネカはいうのだ。いい人生を送ろうと思ったら「多忙から開放されろ」と。
その通りです。極論とは思いません。
 仏教語では他と比較しないことを「無分別」といい、すなわち唯我独尊であることを絶対的幸福観としているが、その真髄は「私はこれで十分」という「知足心」(足ることを知る心)である。(中略)
 だからこうした絶対的幸福観を持っていない人は、いかに金持ちになろうと、どんなに立身出世しようと、いつまでたっても幸福にはなれないのである。
同意します。

アメリカの作家、ヘンリー・D・ソローが、高学歴でありながら定職につかない生活を非難されたときに返答した
「みなさんは仕事、仕事というが、われわれの多くは大切な仕事などほとんどしていない。カネを稼ぐだけなら、かならず稼がせてくれた制度に身を売ることになる」
という言葉にも大変共感しました。

自由時間の使い方については、
とはいっても、最初から気張って何かをやることはない。自由な時間が持てたとなると、即座に「何か」をしなければならないと思う人は、貧乏人根性であり、「何もしない」というのも立派なストレス解消策なのである。
という考え方に賛同します。
このような自由な立場にいることがどれほど幸せかは、会社員時代は当然のこと、リタイアして2年以上が経つ現在でも、ずっと実感していることです。

いわゆる「仕事人間」について、
 最近つくづく思うのは、たとえ役員や社長になった人でも、人間的に面白みのない男たちが多くなったということだ。学歴や地位がいかに立派でも、長年の人生で培った仕事以外の趣味や教養というものがないと、リタイアしたあとでも仕事の自慢話ばかりで、感心して聞くような話はまったくない。
 彼らの話はいつも決まっていて、まずは過去の自分の手柄話、ついで病気と健康維持の話、ゴルフ、食い物、子供自慢に孫自慢といったものだ。(中略)ましてや「××のステーキは最高だった」「焼酎は○○が最高だな」などと、さも通ぶって語られるほど気色悪いものはない。
 たまには面白かった本や映画の話をしたらどうだと思うのだが、こういう人に限って本も読まなきゃ映画などまったく観ていない。これでは若者たちの雑談の延長線上であり、まったく大人になりきっていないのである。かつて”仕事人間”といわれた人ほどこの傾向が強い。
このように痛烈に批判しており、著者の感性には私も共感するところではありますが…。まあこればかりはどちらが良い悪いの問題ではなく、興味の対象がまったく異なる人間同士で話をしてもお互いにつまらない、という当たり前のことかと思います。時間があるからといって誰とでも付き合うのではなく、やはり相手はじっくり選ばないといけないという教訓を与えてくれます。
 じゃ、人生とはなんだ、と人生経験の浅い若者ならそう聞き返したくもなるだろう。だが、われわれはすでに知っている。人生とはどっちに転んでも、たいしたことはない、ということを。社長になろうと一生ヒラ社員で終わろうと、どんな職業に就こうと、その立場立場に悩みがあり、苦労と喜びがあり、トータルで見れば結局は同じことなのである。要は、違う世界を知らないがゆえのないものねだりであり、その立場になればこうじゃなかったはずだと思うものである。
実際には転び方次第でけっこう大きく振れるのが人生であり、「結局は同じ」とまで楽天的に考えるのは問題があるような気がします。しかし、必要以上に悲観して悩む人の場合、このような考え方がちょうどいいのかもしれません。

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2009年11月01日

10万ページビュー

数日前に達成したようです。ここまで17ヶ月かかりました。
いつも読んでいただいてありがとうございます。

記事別のPV数トップ10は次の通りです。
1位 早期リタイアした理由 1,715
2位 無職生活開始〜 by ぬこ 817
3位 Google Chrome の欠点 774
4位 iPhone 3G の最低月額料金 747
5位 早期リタイアまでの道のり 709
6位 ポータブルナビ Garmin Nuvi250 Plus 606
7位 米国Interactive Brokers証券 589
8位 『「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう』 570
9位 「サラリーマン債券」は債券ではない 560
10位 リタイアに「不労所得」は必要か? 553

一番人気の記事はGoogleで「早期リタイア」で検索すると最上位に出てくるためと思われますが、この記事のきれいな右肩上がりの資産残高推移予測、とんでもなく外していて今となってはお恥ずかしい限りです(苦笑)。このグラフのように毎年コンスタントにプラスの利回りが実際に得られるはずもなく、肝心の序盤で大きなマイナスリターンが出るとやはりインパクトが大きいということを身をもって知りました。もはや資産を余らせて死ぬ心配よりも、近いうちに再び大きなマイナスリターンが出たら逃げ切れないという心配をしなければならない状況と言えるでしょう。

後に続く早期リタイア志向の方は是非この教訓を生かし、自分がこのような心配にも耐えることができるかどうかを慎重に見極めた上で、余裕のある計画を立てていただければ幸いです。

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