2009年12月31日

2009年第4四半期の資産残高推移

資産グラフ200912.JPG

前回からプラス5.4%、この1年ではプラス14.1%の変動がありました。

グラフを見てわかる通り、2009年は波乱のない順調な1年でした。
円高円高と騒がれている割には、実は1年前とほぼ同じレート(USDの場合)なので、外貨建資産へのダメージもなかったようです。

--------------------------------------------------------------

集計結果が微妙に間違っていたのでグラフを差し替えました。
正しくは、前回からプラス5.9%、この1年ではプラス16.6%です。
実は、前々回の集計時点で既に間違っていたのですが、遡って訂正するのも面倒なので過去の記事はそのままにしておきます。

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2009年12月30日

自動車保険の料金比較ー2009年版

去年の年末に「自動車保険の料金比較」という記事を書きましたが、今年も各社の料金が出揃ったのでメモしておきます。

見積もりに使用した条件は概ね次の通りです。

運転者年齢条件: 35歳以上
使用目的: 日常・レジャー
年間走行距離: 3000km未満
対人賠償: 無制限
対物賠償: 1,000万円
搭乗者傷害: 500万円
適用ノンフリート等級: 20
特約: 本人・配偶者限定特約、ファミリーバイク特約
割引: インターネット割引、ABS割引

見積もり結果を安い順に並べると次のようになります。

三井ダイレクト: 13,900円
そんぽ24: 15,700円
SBI損保: 16,700円
チューリッヒ: 19,000円
アクサダイレクト: 20,500円
アメリカンホームダイレクト: 23,300円
ソニー損保: 25,500円

三井ダイレクトの価格優位性に変化なしですが、去年ほどの差はなくなってきました。良い傾向です。
対抗にそんぽ24がジャンプアップしてきたのも面白い変化だと思います。

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2009年12月28日

iPhoneの総コスト

無職生活開始〜 by ぬこ: 資産計算(1/3)改
携帯電話を買い換えることにしました。
iPhoneがいいかなぁ。。と思っています。
を読んで、高かったiPhoneも少しは安くなったのだろうかと思い、調べてみました。

iPhoneを購入、維持するための費用についての最新情報は、こちらの記事が秀逸です。
らばQ:iPhone 3GSの購入に悩む人のための、購入・維持費・解約時費用一覧表 〜 2009年12月最新版

結局いくらかかるのかは、こちらの表を見れば一目瞭然。
http://image.blog.livedoor.jp/laba_q/images/review/200912iphone/img16.png

26ヶ月トータルで、パケットをケチりまくっても7.5万、普通に使えば15万近くかかる高コストぶりは相変わらずのようですね。これだけ高いと悩む必要もありません、私の場合。

携帯は電話とメールしか使わない私にはよくわかりませんが、普通の携帯でもパケ放題上限に張り付くような使い方だと、iPhoneと同じぐらいのコストが掛かっているのでしょうか? それならiPhoneに乗り換えるのは良い選択かもしれませんね。
あるいは、家でPCを使わない人なら、固定のインターネット回線を引かずにネットはiPhoneに一本化、という手もありますか。
それぐらいの条件でないと、コストパフォーマンスが悪すぎるような気がします。

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2009年12月22日

『楽しく生きるのに努力はいらない―元気がわき出る50のヒント』



お金学 | 楽しく生きるのに努力はいらない(池田清彦著)で紹介されていた本です。

まえがきに
 人生で一番大事なのは楽しく生きることである。大金持ちになるよりも、大天才になるよりも、楽しく生きることのほうがずっとステキだ。そのためには、世間にはびこっているいかがわしい道徳や倫理やおためごかしの人生訓とおさらばして、ものごとを根源的に考える必要がある。といっても別に難しいことじゃない。頭をちょっとだけ切り替えればよいのだ。この本はそのためのヒント集みたいなものだ。
と書いてあるのですが、本当にその通りの内容です。楽しく生きることを目指す人にとっては本当にためになる本だ思います。

 あなたは楽しく生きる権利があるし、自分の欲望をとことん追求したって、悪いことは何もない。それはあなたの自由である。しかし、そのために、他人に何かをしてくれと無理に要求することはできないのである。
(中略)
人は他人を愛したり、やさしくしたり、バカにしたりする権利をもつが、他人から愛されたり、やさしくされたり、バカにされなかったりする権利はない。
 他人にやさしくしてもらったり、ちやほやしてもらったりしないと、楽しく生きられない人は、だから楽しく生きるのが、なかなか大変なのだ。反対に、そういうことをしてもらわなくても、いつも楽しく生きられる人は人生の達人である。
人が自立するとは結局こういうことなのでしょう。
いかに経済的に自立した大人であっても、他人の振る舞い次第で自分の幸福が大きく揺らぐような人生である限り、精神的に自立しているとは言えないと思います。

なお、本書では一貫して「他人」は自分以外の人という意味ですから、親子や配偶者などの近しい人も含みます。「他者」と読み替えるほうがわかりやすいかと思います。
 遅刻した人を待つのは自由だが、その相手に対して怒るのはお門違いだ。遅刻した人も、相手が待っていると期待するのはいけない。
ここで修学旅行の集合時刻に10分遅刻した生徒を待つという例え話が出てきます。遅刻した生徒に怒るぐらいなら待たなければよいという結論なのですが、筋は通っていますし、何よりも自由の価値を重んじるリバタリアニズムの特徴がよくわかると思います。

逆の立場に立った場合。
ここであなたが、10分くらい待っていてくれてもよいのに、と思ったとしたら、あなたは自由の意味がわかっていない。というよりも、あなたは自由よりも不自由のほうが好きなのである。
ここ、非常に重要なポイントです。
不自由のほうが好きな人、案外多いのではないでしょうか?

自由と不自由、どちらを好むかによって、人生観や労働観にも大きな違いが出てきます。不自由のほうが好きな人なら、たとえば早期リタイアという生き方は向いていないかもしれません。自由のほうが好きな人なら、たとえば結婚は向いてないかもしれません。
自分は一体どちらなのか、ある程度若いうちに判定しておいて損はないと思います。
 自由より不自由のほうが好きな人たちにとって、迷惑をかけるとは、他人の能動的な権利を侵害することではなく、他人のやさしさ(と彼らが思っているもの)を踏みにじることである。ここでいうやさしさとはたぶん親切の押し売りのことなのだ。他人に親切にするのは、もちろんあなたの能動的な権利である。しかし、だからといって、親切にされた人があなたに感謝しなければならないいわれはない。親切にされるのはむしろ迷惑なことも多いのである。それは経験のある人にはよくおわかりであろう。
はい、よくわかります。
押し売り側にその自覚がないのがまた厄介だったりします。
 やさしさは自由であることを許さない装置である。こういったたぐいのやさしさが好きな人は、自由よりも不自由のほうが好きなのだ。真の自由とは、こういった種類の甘えが許されず、自分の行動の責任を全部自分で引き受けねばならないことだ。自由になりたい、と多くの人は言うけれど、自由であるとはそれほど楽なことではないのである。
たいへん共感しました。

 人の脳は妙なクセをいくつももっているが、何のためにと問いたがるのもその一つである。私はカミキリムシ集めという趣味をもっているが、最もよくされる質問は「何のために集めているんですか」である。答えは楽しいから集めているに決まっているが、虫集めの趣味のない人にとって、この答えはそもそも理解ができないのである。
ほんと、「何のために〜」は愚問だと思いますね。
 人の一生ははかない。生きるため(と本人は思っている)にあくせく働いて、気がつけば初老にさしかかってしまった。いったい私は何のために生きているんだろう、と一度ぐらいは思った人は多いだろう。そこで、できる範囲で人生を楽しもう、と思える人は健全である。なかには悠久の大義のために生きなければ、と思ってしまうヘンな人たちがいる。
 それで、国家のために、組織のために、あるいは思想のために、命を懸けようなんてことを本気で考える人たちが現れることになる。
(中略)
 だいいちこの世の中に悠久の真理などはないし、永久の同一性を保つものも存在しない。読売巨人軍も陽子(女の名前ではない。中性子と陽子の陽子である)もいつかは必ず消滅するのである。無限に比べれば、悠久の大義も神も国家も、あなたの一生と同じくらいの一瞬の出来事にすぎない。人は刹那に生きて、刹那に死ぬべきである。
ここは100%共感しました。
関連記事: 『人生に生きる価値はない』
 そもそも、人間は中途半端な生き物だと、私は思う。たとえば、体調が完璧であることはめったにない。完璧になってから始めようと思っていると、そのうち人生は終わってしまう。
私は今のところ健康に問題はありませんが、歳を重ねるにつれて健康も少しずつ失われていくということを、肝に銘じておきたいと思います。
 特別な才能に限らず、普通の才能であっても、生まれつきの潜在能力の差というのは大きく、たとえば知能指数の50パーセントは遺伝的に決まるといわれており、残りの50パーセントのかなりの部分も、子宮内環境によって決まるらしい。要するに、本人の努力によっては、いかんともしがたいのである。
これは初見の数字ですが、意外に先天的な要素が大きいようですね。
努力主義に毒された人たちは、このような事実を無視または過小評価しているのでしょうか。
 よく、生きがいのない人生はつまらないから、生きがいのために趣味をもつべきだ、と言う人がいるが、そういうのは発想からしてそもそもダメである。人は何かのために趣味をもつわけではない。
(中略)
 ただボーっとしているほうが楽しい人は、「人生は短い。忙しくしているヒマはない」とうそぶいて、ボーっとしていたほうがよいのである。人生に目的など本当はないのだ。学問も趣味もセックスも楽しいからするのであって、それ自体に目的があると思ったとたんに、恐ろしくいかがわしいものとなる。
同感です。
 病気を全部シャットアウトして、完全健康でいなければいけない、と考えるのは、近現代に特有のビョーキなのだ。これは健康シンドロームとでも名づけるべき病理である。
同意します。
以前読んだ『「健康」という病』にも同じようなことが書いてあったと思います。
 日本の小中学校は、努力するのが何より大事という偏向したイデオロギーに支配されているので、会社に入っても同じ考えが通用すると思っているアホがいる。この世界で評価されるのは結果であって努力量ではない、ということがわかっていないと、ただひたすら努力することだけが生きがいという人がまれに現れる。これは精神のマゾヒズムとでも呼ぶべき病理現象だと私は思う。
正論だと思いますが、現実に目を向けると、「アホ」の一言で済まされないほど日本全体が努力主義に毒されているような気がします。私の会社員時代も成果主義とは名ばかりで、結果よりも努力を重視するという日本的偏向は根強く残っていました。

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2009年12月18日

『勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー』 3時間目以降

先日書いた通り、3時間目の太田氏の話はパッシブ運用の長期投資家には役に立たないと思います。勝間氏も調子に乗って、
勝間 分散投資をして、決算短信を見て、分散投資も、銘柄だけではなくて、タイミングを分けて。しかも市況に応じてヘッジをつけ外ししながら、実際のトータルリターンを狙っていくという。
などというせわしない手法を、推奨まではしていませんが、やる気さえあれば個人でもできる!みたいに煽ってみたり。

私に言わせれば、市況に応じて先物やオプションでヘッジしないと耐えられないようなポートフォリオなら、最初からリスクを取り過ぎなわけで、小手先のテクニックで一時的にリスクを回避するのではなく、ポートフォリオ自体のリスクを下げるべきだと思います。

ただ、そんな話の中で、参考文献として
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
さらには、当ブログでも詳細に取り上げた
株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド
などの、いかにもアクティブ運用派が好みそうにない本が紹介されていたのは意外でした。

4時間目は読みませんでした。SRIやらCSRと聞くと、余計な手間ばかりかかってリターンの向上には寄与しないイメージがあるもので。これは先入観でしょうか?

最後のホームルームでの、勝間氏の次の発言は何気にポイント高いです。
勝間 私たち個人投資家が買うのは、証券会社や投資顧問会社がいちばん売りたくないものを買わないといけないんですよ。パンフレットも作ってくれないような。作るとコスト割れになるような商品でないといけないんですね。
人気ではなくて、実際にどういう運用ポリシーで行われていて、どういうコスト構造で、信託報酬は何%なのかということが、いちばん重要です。
ほんと、その通りだと思います。
関連記事: BSTという優良金融商品

最後のまとめに書かれた重要ポイントの一つ、
テクニカル分析には学術的根拠がなく、個人投資家が失敗するお定まりのパターン。チャートを信じて投資をしてはいけない
にも同意します。

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2009年12月17日

はてなブックマークからdeliciousへ引越し

今までソーシャルブックマークサービスははてなブックマークを使ってました。さらにRSS表示用ブログパーツ | FeedWindというサービスを利用して、当ブログのサイドバーに最新のブックマークを20件ほど表示していました。
ところが最近は、記事へのリンクだけでなく、ブックマークコメントも何とか表示できないものかと思い始め、FeedWindの設定をいじってみたりしたものの、解決しませんでした。
そこで別のソーシャルブックマークサービス、deliciousで試してみたところ、ブックマークコメント(DeliciousではNOTEと呼ぶ)の表示が可能であることがわかったので、引っ越すことにしました。

移行作業は
はてなブックマークからdeliciousに移行する方法 | nanapi[ナナピ]
に書かれている通りです。簡単でした。

ついでにサイドバーのレイアウトも変更しました。
リンク集やブックマークは右側に、拍手記事ランキングは左下に移動していますのでご注意ください。

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2009年12月16日

『勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー』 2時間目

1時間目で引用し忘れた部分が一つ。
竹中 政府に期待してはいけない。私は政府の中にいていちばん感じたのは、政府に期待してはいけないということです。
中にいて感じたのだから余程のことがあったのでしょうね。まあ元から期待していませんけど。政府には、ただ余計なことをしないでくれという淡い期待を抱くのみです。

2時間目の先生はファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子氏です。名前は知っていましたが、彼女の著書は読んだ記憶がありません。
竹川 最近よく聞かれるのが、「分散投資をしていたのに下がっているんですが……」という声です。気持ちはわかりますが、分散投資をしても、下落の幅や上昇の幅が抑えられるだけであって、元本割れしないということではありません。そのあたりを勘違いしている方が多い。
これはかなりひどい部類の勘違いですね。
関連記事: 分散投資の効果

竹川 資産形成という観点で投資信託を購入する場合、ロスカット・ルールは必要ないと考えています。(中略)
基本的に解約してもいいのは、(運用していたお金を)使う時期になったとき。もしくは、1〜3年に1回リバランスをするとき。そして、もう一つが、その商品よりももっと低コストでよい商品が出てきたので商品を乗り換えるというときですね。
完璧です。売るタイミングについては、この説明で十分でしょう。
キャッシュが必要になった時に必要な分だけ売る。これほどシンプルかつ合理的なルールはないと思います。

3時間目の先生、ファンドマネージャーの太田忠氏は対照的に、「まず損切りポイントをきちんと決める」と言っています。ファンドマネージャーのように比較的短期でのリターンを求められるプロ投資家の中には、長期投資家にとって不合理な損切りルールや利確ルールを、さも重要なテクニックであるかのように語る人が多いです。プロの発言は、その肩書が立派であればあるほど、個人の長期投資家にはむしろ役に立たない傾向があるような気がします。
関連記事: 「損切り」の不合理

竹川 長期で資産を形成していくための「投資」という概念と、短期で売買をして2倍、3倍にしたいという「投機」の概念を混同していて、区別がついていないという方が多いですね。(中略)
預貯金からいきなり2倍、3倍を狙う方向にいってしまう人が多い。本当はその真ん中があるのに、両極端なんですよね。投資をしない人は全くやらないし、やる人は、いきなりギャンブルのような方向にいってしまう。
これも全く同感です。

本書を読んで竹川氏の株が急上昇したので、最近の著書を読んでみようかと思います。

(3時間目に続く?)

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2009年12月15日

『勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー』 1時間目



アマゾンのレビューはボロボロですが、前半を読む限りではそんなに悪くないと思います。

1時間目「世の中の大きな動きの中で金融をとらえる」の先生は竹中平蔵氏。
2時間目のテーマでもある投資信託の話が出てきます。
勝間 信託報酬の引き下げについては、もっともっと規模の利益が必要になりますので、やはり業界全体としてもう少し努力が必要かと思っています。
竹中 業界の努力というのは確かに必要ですね。以前、内閣府でアンケートをとったことがあるのですが、「あなたは証券会社に行ったことがありますか?」という質問に8割の人が「行ったことがない」と答えています。「これから行く気がありますか?」という問いにも8割の人が「行く気がない」そうです。
勝間 騙されると思ってるんですよ(笑)。
竹中 最近はオフィスもきれいにして、ファイナンシャル・プランナーの方もいて、態勢を整えつつありますが、最初の一歩がなかなか踏み出しにくいというのは、いまもあるのでしょうね。
私も証券会社に足を運んだことは数えるほどしかないです。しかも「これから行く気がない」8割の人に含まれます。もう窓口に用はありません。
竹中さんの言う「努力」って意外に古典的というか、完全にアナログ世代をターゲットにしているのがわかりますね。きれいなオフィスもFPもコストを押し上げる要因ですから、信託報酬の引き下げにつながるとは思えないです。

2時間目にも似たような話が出てくるのでついでに引用。
竹川 口座をつくるときまでは、どうしても自分でホームページにアクセスして、入力をして、しかも郵送しないといけないわけです。若い人の場合は、わりとクリアできるんですが、ご年配の方の場合、そこで挫折してしまう方も結構いますね。
勝間 私の周囲の場合、ご年配じゃなくても挫折してます、みんな(笑)。
    結局何をしたらいいかわからないし、投資信託が山のようにあって、わからない。それで窓口に行ったら手数料の高い商品しか勧められないという構造になっているのではないでしょうか。
トホホ…。
日本のネット証券にすら自力で口座を開けないような人は、勧められるままに高い手数料を負担してくださいとしか言えないです。きれいなオフィスやFPは、そんな人たちのために証券会社が高いコストをかけて用意するのですから、手数料を安くしろなんてずうずうしいにも程があります。

似たような話ですが、
竹中 じつはこの間テレビのある討論番組に出演したのですが、同じような思いを強くしました。みんな政府の悪口ばっかり言うのですが、最後に、日本にどんな国になってほしいかっていうと、「スウェーデンみたいな国になってほしい」って言うのですよ。
勝間 大きな政府ですか。
竹中 私はびっくりしました。みんな消費税を1%も上げたら嫌だと言いながら、消費税が25%のスウェーデンみたいな国になればいいと言うのです。
この番組、『日本の、これから』 税金編に違いありません。森永卓郎氏らを相手に筋の通った主張をしていた竹中さんに共感しました。

ただ、
竹中 いま、その社会保障の負担が大きいから増税をするというふうに言いますけれども、社会保障は改革の進め方によって、負担が大きく違ってきます。例えば所得が1000万円以上ある高齢者には、年金を渡さなくてもいいじゃないですか。そういう改革をすれば、数兆円の単位で社会保障のコストを減らすことができるのです。
このような詐欺的な手法にはまったく賛成できないです。その理由は、
吊られた男の投資ブログ (一般人の投資生活) : [JAL]やはり企業年金削減当然論は恐怖 - livedoor Blog(ブログ)
に書かれていることと同じです。

竹中 私は、制度を考える場合の基本中の基本は、民主主義社会において「複雑な制度は悪い制度である」ということだと思います。
これは税制の話の中で出てきた言葉ですが、本当に現在の税制ほど悪い制度はないと思いますね。
社会保障制度も然り。

(2時間目に続く)

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2009年12月12日

家計簿の重要性

うさみみさんのブログ
長が〜く続けて、ゆとりある暮らし  ストックとフローと家計簿
を読んで、家計簿の重要性について自分なりに考えてみました。
家計簿をつけるべきか?  と聞かれたら、
つける方が良いと答えると思います。
では、なぜあなたは家計簿をつけていないのか?  と聞かれたら、
毎月一定額以上の貯蓄(フロー)があれば、将来の目標資産(ストック)にたどり着くはずである。
であれば、毎月資産チェックを行い、毎月の全体フローを把握できさえすればよい。
現役時代のほとんどは私もこのようなスタイルでした。普通に生活していれば年間収支がプラスになるのは当たり前でしたし、収支を正確に把握することのメリットよりも、手間がかかるデメリットの方が大きいと思っていました。

ところが早期リタイアを志向するようになると、そうも言っていられなくなります。先日の記事に書いたACRを算出するためには、A=資産残高だけでなく、C=年間生活コストというパラメータの値も不可欠です。資産の変動だけを追っていると、その間の(収入ー支出)がいくらなのかを知ることはできても、収入と支出がそれぞれいくらなのかはわかりません。そこで家計簿をつけることによって、年間の総支出額を記録するようになりました。

もちろんリタイア後も家計簿は続けています。
家計簿をつける意義は資産形成が進むにつれて薄れて行くのではないかというのが、現在の考えです。
これは、いろんな考え方があるので一般論ではなく、個人的な考えです。
物価変動などによる支出の変動を見たり、各年齢ごとに必要な資産残高を推定する(これが不明のままだと、たとえば60歳で1億円という目標の妥当性も判断不能)という意味において、その重要性はむしろ歳を重ねるごとに増していくのではないか、というのが私の考えです。

早期リタイア志向でない人でも、自分の生活コストが把握できていなければ、必要以上に節約を重ねて、本来必要のない貯蓄に励むことにもなりかねません。一人平均3500万円を残して死んでいくと言われる今の高齢者には、そういう人が多いのではないかと思います。

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2009年12月08日

早期リタイアの判断基準

読者の方から次のような質問のメールをいただきました。
遊民さんは、何歳で、幾らの資産を持って早期リタイアを成し遂げたのですか?また月々の生活費の内訳や一日のタイムスケジュール等、可能でしたら今後の参考にしたいと思いますので、ご教授の程よろしくお願いします。
おそらく他の読者の方も知りたいと思われる事をズバリ聞かれてしまいました。
ご存知の通り、当ブログでは具体的な資産額や生活費の公開はしていませんので、いつかは聞かれるだろうと思っていました。リタイアした年齢についてもはっきり書いたことはありません。その理由は、これらの情報を正確に公開すると、個人を特定されるリスクが高まるからです。万一特定された場合、資産額を公開しているとちょっと怖いからです。
ここは大雑把に、40歳でリタイアしたと考えてもらえれば十分でしょう。他には家族構成なども気になるでしょうが、同様の理由で非公開です。ただ一つ、扶養家族は一人もいないことだけはお伝えしておきます。

さて、早期リタイア志向の人の最大の関心事と思われる「一体いくらあればいいのか?」について。

たとえばこちらの記事では、
素敵なセミリタイア:セミリタイアに必要な貯金はいくら? - livedoor Blog(ブログ)
この年間平均的支出480万円を支出してセミリタイアするにはアラフォー世代では貯蓄いくら必要か?
実は思ったほどお金は必要ではないんですよね。
年間平均利回り5%で6500万円
       4%で6800万円
       3%で7400万円
利回り3%以下はセミリタイア出来ない情報弱者だと斬って捨てますので計算はしませんでした。
つまり、40歳で7000万もあれば普通の生活のセミリタイア出来るのです。
と書かれています。

また、ぬこさんのように33歳5000万円でリタイアを決断した人がいる一方で、乙川さんのブログでは、
乙川乙彦の投資日記: 無職生活を選択する?
5000 万円では、無職生活を選択するには少額すぎると思います。
という意見を書かれています。

一つ言いたいのは、人生観やライフスタイルの異なるであろう他人様が計算した7000万円や5000万円という絶対額が、自分にそのまま当てはまるケースはほとんどないのではないか、ということです。絶対額を基準にする限り、「それで十分」「いや足りない」という意見の応酬になるだけだと思います。

もっと一般化して論じるとすれば、重要なのは資産の絶対額ではなく、資産額と生活コストとの比だと思います。年間生活コストの何倍の資産を持っているかです。PERに倣って、これをACR(Asset Cost Ratio)とでも呼ぶことにしましょうか。

たとえばぬこさんの場合がわかりやすく、資産が5000万円で生活費が100万円なので、ACRは50倍です。
これは何を意味するかというと、資産からのリターンがインフレ率と同じなら、今後50年間の生活費を賄えるということです。
30代という若さを差し引いても、これは十分に高い数字だと私は思います。(それでも低いというのが乙川さんの意見であることは理解しているつもりです)

あくまで私の基準ですが、
(年齢+ACR)>平均寿命
が、リタイア可能かどうか判断する際の目安になると考えます。

私のリタイア当時のACRは41倍で何とか基準は満たしていましたが、昨年の大幅なマイナスリターンで現在はちょっと不安になるレベルまで下がってきています。それでもリターン4%、インフレ率2%でグラフを描くと、95歳までは持つ計算です。

早期リタイアの決断はかなり大変 - 30歳代からの資産運用〜よちよち投資家のブログ - 楽天ブログ(Blog)
特に重要で設定の難しいのは「インフレ率」ですね。
一応2%くらいって思うけど、じゃあそれでいいの?って考えるとやっぱ???

つくづくインフレって重いよなって思うのは、インフレ率2%で平均寿命位をみると生活費が設定額の2倍になります。
今の価値で300万円だと、600万円です。

インフレ率を3%にすると、グラフが地下にもぐっちゃう……ので2%にもどす。
あれこれいじってグラフが動くわけだだけど、何度やってもこれってものがない。

いや、これって思うのは実際あります。だけど、やっぱ不安。
この気持ちわかりますねー。
インフレ率3%にすると確かに破綻します。(笑)
で、思うのは。。。早期リタイアした人って結局「決断」なんだろうなって思う。
そんなの甘いんじゃとか、そんなんだったらリタイアしたくないとか。。。いろいろ突っ込みどころがある。。。でも、それはあたりまえなんだよね。

みんなが満足するような金額って膨大な金額になりそうだよね。
だから、どこかで自分が線を引く。。。ちょっと怖いけどリタイアみたいな決断なんだろうか。。。よくわかんないです。
その通りです。自分なりの「決断」がなければ早期リタイアはできません。
恐怖がないと言えば嘘になります。リスク資産で運用する場合は特に。決断力と同時に、不安への耐性がなければやってられないと思います。

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2009年12月06日

『死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた』



良書です。
もし自分が終末期を迎えたら、著者のような専門医に見届けてもらいたいと思いました。
単純な話だが、明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。
私の場合、明日死ぬかもしれないという可能性については常に頭の片隅には置いていますが、それに対して何か具体的な備えをしているかと問われれば、ほとんど何もしてないですね。そんなことはまだ考えたくないというのが本音です。
でも30代半ばを過ぎた頃から、「限られた生の時間」を明確に意識するようになったのは確かです。ふと気付けば、そろそろ人生の折り返し地点に差し掛かっているじゃないか、と。早期リタイアをイメージし始めたのも、ちょうどその頃でした。
まあ今の自分なら、万が一明日死ぬことがあってもそれほど後悔することはないだろうと思っています。仮に今でも現役会社員として家と会社を往復する毎日を過ごしていたら、決してそうは思わなかったことでしょう。
ある食品や怪しい医療で「がんが治った話」を純粋に聞いていると、簡単に騙される。世の中そんな甘い話はないのだ。
同感です。
患者やその家族の「わらにもすがりたい」気持ちにつけ込む商法には、くれぐれも引っかからないように注意する必要があります。そのような気持ちは、死期が近いという冷徹な事実を真っすぐに受け入れられないことから生じるものだと思います。そうならないためにも、できるだけ後悔を避ける生き方が望ましいのです。
 我慢し続けて良いことなどこれっぽっちもないと思う。もっとも昨今の若者は我慢が一様に足りないと思うので、あくまで読者のみなさんが40代以上の場合である。
 自分勝手の自由ではなく、自らよって立ち、何ものにも束縛されない真の自由に生きる人間は本当に強い。心の部屋に清涼な風が吹き込むように、窓をいっぱいに開けて己がしたいように生きるべきだ。
 とにかくいまわの際には、自分に嘘をついて生きてきた人間は、必ず後悔することになろう。
賛同します。

著者の友人の
「結局人は塵になるんですよ、宇宙の塵に。僕はどうしてもそう思ってしまう。一切の幻想を許さないんだ。科学者としての冷徹な目で見てしまうんだよ」
という言葉にも共感しました。
関連記事: 『人生に生きる価値はない』

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