2015年05月14日

真の少子化対策とは

Rootportさんのブログより。
何の数字か、お分かりだろうか。 2050年における現役世代と老後世代の人口比だ。現在の日本では現役世代2.4人で老人1人を養っている。しかし、2050年にはこれが半分になり、現役1.2人で老人1人を支えることになる[1]。私たちの子供世代は高額の社会保険料と重税に苦しめられ、優秀な人から順番に海外に脱出するだろう。国民皆保険は、たぶん崩壊する。年金は、おそらく有名無実のものになる。 <a href="http://alfalfalfa.com/articles/116045.html" data-mce-href="http://alfalfalfa.com/articles/1
rootport.hateblo.jp

読んでもらえばわかりますが、少子化を止めて子供を増やそうと叫ぶ内容です。

正直、私は読みながら違和感を禁じえませんでした。

現在の日本では現役世代2.4人で老人1人を養っている。しかし、2050年にはこれが半分になり、現役1.2人で老人1人を支えることになる[1]。私たちの子供世代は高額の社会保険料と重税に苦しめられ、優秀な人から順番に海外に脱出するだろう。国民皆保険は、たぶん崩壊する。年金は、おそらく有名無実のものになる。
少子高齢化で顕在化する問題は、そもそも「現役世代が老人世代を養う」という賦課方式の社会保障制度が原因です。制度を維持するために人が苦しむなんて実にバカバカしいことなんですが、この記事にはそういう視点が欠けていると感じました。

制度の都合に人を合わせるのではなく、人の都合に制度を合わせるのが筋でしょう。
真の少子化対策とは、少子化になると「崩壊」したり「有名無実」になるような出来損ないの社会保障制度の方を変えることだと思います。

現役世代が半分になれば、当然、老人の生活水準も半分になる。
老人の生活が年金だけに依存しているという単純なモデルで、賦課方式の年金が35年後も続いているという前提なら、確かにそうなりますね。いや、半分どころでは済まないかも。現在の年金給付水準は、国債発行という将来世代への負担押し付けによって大幅に水増ししてますからね。

そういう恐ろしい未来が待っているとわかっているからこそ、たとえ年金制度が有名無実化しようとも何とか生きていけるように、若いうちから貯蓄に励む必要があるのです。そうすると、ますます子供なんて育て上げる経済的余裕が無くなるのは当然です。

現在の老人に年金という仕送りをしつつ、将来の自分にも貯蓄という仕送りをする二重の負担が発生するのは、今の日本を生きる現役世代にとって実に不運なめぐり合わせとしか言いようがありません。

ぶっちゃけ、年金制度を廃止すれば少子化は止まると思います。

関連記事: 『だまされないための年金・医療・介護入門』

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posted by 遊民 | Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
破綻している年金制度は廃止するのが正しいと思います。
しかし、年金だけで生活している高齢者、年金制度にたかっている連中が多すぎるので無理でしょう。
今のままでは、年金を払うだけ払って最悪、自身は1円も貰えないことも想定しなければならないと思います。
仰る通り、貯蓄に励むしかないと思います。
Posted by 見知らぬ男 at 2015年05月15日 06:24
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