2016年11月29日

「○○は負債だから他人に負担を押し付けよう」という発想は恐ろしい

AKIさんのブログより。
先日書いたお金持ちになりたいなら子供は作るな!がツイッター上を賑わせてしまったようです。どうも皆さんが「子供は負債」という言葉に激しく反応したようです。確かに、子供は負債とは書きましたが、そこは重要なとこではなかったんですよね。そこは文章の起承転
growth-stock.blog.jp
一方、子供が1人いるということは、2000万円以上という明確な金額の負債を抱え込んでいることは確定なわけです。
(中略)
やっぱり子供って負債としか言いようがない・・・。
ここは同意。
しかし「子供は負債」かどうかを巡って論争する事は全くの無駄だと思いますね。負債だろうが資産だろうが、「子供が欲しい人は作ればいい」という当たり前の結論があるだけです。

どうやったら、高齢者が負債とならないか?
そこで生み出されたものが年金です。
年金というお金の手当てを施すことで、人は負債である高齢者に対処をしました。
因果関係の捉え方が完全に逆じゃないですか?
公的年金制度が無かった頃は、自分の老親が経済的に自立できない場合だけ限定的に扶養義務を負うだけで済んでいたのに、公的年金制度が導入されたことによって、高齢者(公的年金など無くても生きていける人も含めて)一人ひとりが、赤の他人も含めた現役世代全員の「負債」になってしまったわけでして。

現役世代から老齢世代へ仕送りをする構造の公的年金制度は、負債を手当てするどころかむしろ負債を拡大、拡散したと言うべきでしょう。

子供は負債、そう考えると負債とならないための対策も見えてきます。
例えば高齢者同様、お金を配ればいい。
前述の年金制度と同じく、「お金を手当すれば負債じゃなくなる」というロジックは破綻しています。

それに、「お金を配ればいい」などと軽々しくおっしゃいますが、お金は天から降ってきません。賛同者を集めて寄付を募るという話であれば何も問題はありませんが…。

国民全体から少子化対策費を徴収し、少子化に歯止めをかける。
目標とする出生率は2.1
出生率2.1を達成するために、ヒト・モノ・カネの物量投入を行います。
これがAKIの成長戦略!
案の定、当然のように税金を徴収するという流れになっていくのを見て戦慄を覚えました。言っている事は要するに「俺が考える正義(出生率2.1)の実現のために、みんなからカネを奪おう」ですよ。

AKIさんのように「少子化を止めることが正義」だと思う人がいるのと同じように、私のように「そもそも少子化を問題視することが問題なのであり、少子化対策をしないことが正義」だと思う人もいるわけです。自分とは180度価値観の異なる他人の正義の実現のために、公権力という暴力装置で脅されて「カネを出せ!」と言われる人の身にもなっていただければ幸いです。

関連ツイート:


関連記事:
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保育園落ちた日本死ね!!!何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍…
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posted by 遊民 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遊民さん

コメントにご回答いただきありがとうございます。

ブログを読んだ限り、社会保障全般が不要だと考えていらっしゃるように思いました。
年金、健康保険、介護保険などなど。
必要かどうか定かではないのに、費用は確実取られるような制度はいらない、と。
そんなものより、自己責任で備えた方が効率がよい、と。

そういう理解でよろしいでしょうか?
Posted by AKI at 2016年11月29日 21:15
>AKIさん

そうですね。強制加入の公営社会保障制度は有害性が極めて高いので廃止、せめて任意加入にすべきだと思います。

公営制度が無くなれば、民営の年金や健康保険などは自由競争によって質の良い商品が供給されるので、必要なら任意で契約すればよいでしょう。
Posted by 遊民 at 2017年01月11日 22:23
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