2017年12月10日

千葉市長の「大した権力ですね」という自己紹介

千葉市長熊谷俊人氏のツイートより。
詳しくは追っていませんが、コンビニにエロ本を裸のまま陳列するなという千葉市の「提案」についての発言のようです。

???

履き違えているのは一体どっちなんでしょう。市長や議会が公権力を行使して、私企業の営業の自由を侵害しようとしている構図にしかみえないのですが…。

「大した権力ですね」というセリフは、多数派の支持さえ取りつければ私人の自由を侵害できるなどと考えている千葉市長自身に向けられるべきものです。

行政の介入を批判している人たちは、そのような権力に対抗しているだけで、自らは何の権力も行使していません。

そもそも権力とは何でしょうか。
ja.wikipedia.org
権力(けんりょく)とは一般にある主体が相手に望まない行動を強制する能力である[1]。
「強制」する能力、というのが重要なポイントです。

その能力を持っているのは政府や自治体であり、私人や私企業にそんな能力はありません。つまり権力とはすべて「公権力」のことです。「私権力」というものはありません。大企業や金持ちを権力者とみなして公権力と混同する人もいますが間違いです。

市長のような権力を行使する側にいる人間が、権力について無知なのは恐ろしいことだと思います。

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2017年11月30日

「PCは知人から借りられる」判決への批判が的外れな件

ツイッターより。

これがたまたま目に入ったのですがほんの一例で、類似の批判ツイートはいくらでも見つかります。

では判決を伝えるニュース記事を見てみましょう。
 生活保護受給者のパソコン購入費は「自立更生の出費」と言えるのか――。自治体による生活保護費の返還請求をめぐる訴訟で、東京地裁は「パソコンは知人に借りることができる」として、自立更生の費用とは認めない…
www.asahi.com
判決によると、原告は東京都東村山市で一人暮らしをしている女性で、2011年11月に甲状腺の手術を受けた後、仕事のあてがなくなり12年2月に生活保護の受給決定を受けた。同年5月〜13年5月まで、計122万円を受給した。

 だが、女性が12年3月から半年あまり派遣会社で働き、収入を得たことが判明。同市は約73万円について返還を求めた。女性側はパソコンの購入費は「自立更生の出費」にあたると主張。「求職活動や収入申告に必要だった」として返還は不要と訴えた。
記事の中身をちゃんと読めば、返還請求を受けた73万円は、収入があったのに申告せずに不正受給した分であることがわかります。本来なら全額返すのは当然の事例で、原告側がせめてPC代(たとえば10万円とする)だけは除外して63万円返還で勘弁してくれとゴネている訴訟なわけです。

この状況で原告勝訴ってあり得ないでしょう。東京地裁の裁判官は何ら間違った判断をしていないと思います。

訴訟の内容をろくに読まずに、記事の見出しだけ見て誤解している人が相当数いると推測します。少なくともこのツイート主は「生活保護費でPC購入したらその金を返還させた」と書いているので、生活保護費でPCを買うことを禁じるルールがあるとでも勘違いしていることは間違いなさそうです。

朝日新聞も、この内容の記事に「PCは人から借りられる」発言を殊更強調する見出しを付けてしまうあたり、なんとも残念なバイアスがかかったメディアだと思います。9月の判決を今頃記事にしているのも不自然ですし、何か胡散臭いものを感じます。

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2017年10月30日

日本はコスパの良い不思議の国?

Midori Fujisawaさんのツイートより。
先進国の中でも特に食事が不味くて高いことで有名なUK在住の方から見ると、日本の方が遥かにコスパが良いと感じるのでしょうね。

新興国も含む世界各国と比較すれば日本の物価はかなり高いほうなので、それに見合ったパフォーマンス(美味しくて行き届いている)が得られるのは当然じゃないかと思います。その点では「不思議の国」に住んでいるという認識はありません。不思議なのはむしろ英国の方です。北欧諸国ほどの重税福祉国家でもないはずなのに、どこをどう間違えるとそんなコスパ最悪の国になるのでしょうか。

参考ツイート。

しかも日本で比較的コスパがまともなのは外食チェーンなど一部に限られ、大多数のものは別段コスパが良いわけでもなく、交通費や宿泊費に至っては世界で最もコスパが悪い国の一つです。日本在住の私でも異常だとわかるぐらいですから、「なぜこんなに高いのか」と嘆いている短期滞在者も少なくないと思います。その答は、税やら規制やらのコストがてんこ盛りに上乗せされているからなんですけどね。

参考ツイート。


元ツイートの後半部分。
この価格破壊は短期滞在者以外の誰も幸福にしない。価値に見合う金銭的評価を得られれば、たぶん多くの人はもっと幸福になれるだろう。
より高品質なモノやサービスがより安く買えることで、幸福になる消費者は間違いなく存在します。たまたま自分にとっては安すぎると感じただけのことが、なぜ「誰も幸福にしない」という結論へ繋がるのか、そのロジックが分かりません。

自分の感覚を基準に他者の幸不幸について勝手に推測し、それを社会問題化して政治でどうにかすべきみたいな流れにもっていくことだけはやめてもらいたいですね。世の中を不自由で高コストにする無用な規制の多くは、人々のそのような無意識の「善意」から生まれるのです。価格が安すぎて供給者は不幸だと思う人は、任意でチップを払うなり寄付するなりすればよいだけではないでしょうか。

関連記事:
最近ブログ更新をサボリ気味なのと対照的に、ほぼ毎日何かしらリンクを貼っているツイッターで、やや多めの反応があったのがこちら。 賛成 "お米も、価格は 2160円 (消費税 160円、米農家への利益転嫁額 1200円)って書いてあるとか。こうしたら皆、TPP に反対か賛成か判断しやすい" 利益移転についても開示したらいーんじゃないの?- Chikirinの日記
koutou-yumin.seesaa.net


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2017年10月25日

50歳以降の5年生存率から見えてくる早死にリスクの現実味

PuANDA さんのツイートより。
確かに。
平均余命と違って加齢による生存率の逓減がはっきりとわかる資料なので、早死にリスクの現実味が感じられて怖くなりました。

これを最新のデータで計算し直してくれた方も。
このデータを使って簡単な掛け算と引き算をすれば、50歳男性がX歳になる前に死ぬ確率が割り出せます。

Googleスプレッドシートで計算してみた結果がこちら。

50歳男性の死亡確率.jpg

死亡するリスクというのは、言い換えれば時間資産がゼロになるリスクです。金融資産の場合、適切に分散していれば100年に一度の暴落が来てもゼロにはなりません(でした)が、それより高い1.62%の確率で5年以内に時間資産がゼロになるリスクがあることを示しています。背筋が寒くなるような現実です。

時間資産も金融資産もどちらも大事なのですが、私は加齢するにつれてそれぞれのリスクへの感応度が次第に変わってきていると感じています。時間を失うリスクには敏感に、お金を失うリスクには鈍感になりました。40歳の私とは全く違います。


毎年クラスに1人だと確率が高すぎるので、学年で1人程度の割合でしょうか。もうそういうお年頃なんですよね。

関連記事:
当ブログ満9歳の誕生日を迎えました。 40歳で早期リタイアしてから早くも10年が経過し、ついに50代に突入。 最新の生命表によると、50歳男性が50代のうちに死亡する確率は (96006-91308)/96006=4.9% もあります。 この数字を見ると、老化によって病気や死のリスクが着実に増えていることを実感しないわけにはいきません…
koutou-yumin.seesaa.net


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2017年10月15日

公的年金にも「キャリーオーバー」があることを知る

大庭夏男さんのブログ
森永卓郎氏が解説して結論している「将来は夫婦で月13万円で暮らせる生活を考えておく必要がある」について我が家ではどうできるか?を考えてみました。 ↓↓↓ 今の40代世代を襲う「年金4割カット」の現実味(マネーボイス記事)へのリンク 昨年の我が家大庭夏男家での基本生活費はこうなっていました。 健康保険料127712 国保 夫婦年金保険料380000 …
oniwasblog.seesaa.net
で言及されていたマネーポストの記事より。
2016年12月に改正国民年金法が成立し、デフレ下で見送られたマクロ経済スライドは蓄積され、物価上昇率がプラスになった時に一気に発動されることになった。
こんな制度になっているとは知りませんでした。まるでtotoのキャリーオーバーみたいじゃないですか。厚労省は賦課方式という問題の根本から目をそらし、パッチワークを繰り返して制度延命を計っているだけですね、相変わらず。

制度を維持しようとすれば、「保険料の引き上げ」か「給付水準の引き下げ」か「支給開始年齢の繰り延べ」かの3つしか選択肢はないのである。
森永氏は3択問題みたいに言ってますが、2つ以上が同時進行していくシナリオも十分に考えられます。

そうした点から、当面、最も可能性が高いのは、年金の給付額がズルズルとカットされていくことだ。
これを実現するために13年前から口を開けて待ち構えているのがマクロ経済スライドですが、この13年間はインフレが思うように進まず、ほぼ不発に終わっています。そのため当初想定していたよりも早いペースで積立金の取り崩しが進んでしまい、いよいよ尻に火がついてきたが故の「キャリーオーバー」導入なのでしょう。

この財政検証が言わんとしているのは、今のままの年金制度を続けていれば、年金支給額は確実に減っていく。それが嫌だというなら、みんな70歳まで働いて年金保険料を払い続けろということに他ならない。
人々の自由な人生設計を妨げ、このような「究極の選択」を迫る公的年金は本当に理不尽な制度だと思います。

今後の生活防衛術として、少なくとも現在40代より下の世代は、年金が現行支給額の4割カットになると思って生活設計をしておくべきだろう。
同意。
楽観的すぎず悲観的すぎない妥当な見積もりだと思います。

現実には支給額が減るのではなく、インフレが進んでも支給額が据え置かれるという形で年金の購買力が減っていくと思われます。将来の22万円は現在の13万円の購買力と同じになる、というふうに。

逆に厚生年金保険料は金額ではなく料率が決まっているので、インフレが進んで名目賃金が上がっても保険料もそれに比例して上昇し、実質負担が減ることはありません。

思惑通りインフレになれば政府にとって一粒で二度美味しい仕組みになっています。政府債務の圧縮効果も含めると一石三鳥ですね。これほどの効果が期待できるが故に、政府はインフレ誘導に夢中になっているのでしょう。

しかしこれほど政府の狙いがミエミエだと、予め対策をしておくことも難しくありません。その点は消費税の大増税で解決されるよりはマシかもしれません。

関連記事:
同じ日経の記事より。
koutou-yumin.seesaa.net
70歳は「ほぼ現役」65歳「完全現役」…自民PTが案(朝日新聞デジタ…
koutou-yumin.seesaa.net


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2017年10月10日

IFTTTを使ってツイートログをGoogleスプレッドシートに保存する方法

老後に過去のテクノロジーを振り返るためにも、現在私が利用している無料のクラウドサービスについてメモしておきます。 なお、利用している端末はパソコン、インターネットは固定回線を想定しています。スマホやタブレット、従量制のモバイル回線しか持っていない人には参考にならないものもあるのでご注意ください。 ・Gmail 今や当たり前すぎて書き忘れそうになりましたが、…
koutou-yumin.seesaa.net
最初はEvernoteではなくてGoogleスプレッドシートへ保存したくて、それ用のアプレットを作ってみたのですが、このアプレットがうまく動かず、断念しました。
もう一度トライしてみたところ、スプレッドシートに保存するアプレットがうまく動きましたので、その方法をメモしておきます。

IFTTTにログインして [My Applet] を選択

ifttt1.jpg

[New Applet] ボタンをクリック。

ifttt2.jpg

+this をクリック。

ifttt3.jpg

Twitterのアイコンをクリック。

ifttt4.jpg

New tweet by you をクリック。

ifttt5.jpg

リツイートとリプライを含めるかどうか選択して [Create trigger] をクリック。

ifttt6.jpg

+that をクリック。

ifttt7.jpg

Google Drive のアイコンをクリック。

ifttt8.jpg

Add row to spreadsheet をクリック。

ifttt9.jpg

スプレッドシートのファイル名やパス、各列にどのデータを出力するか指定した後、[Create action] をクリック。

ifttt10.jpg

ツイッターやGoogleドライブと連携するアプレットを初めて作成する場合、途中で各サービスとIFTTTの連携を認証する作業が入るはずです。

以上でアプレットが動作を開始します。

何かツイートしたら、Googleドライブに新しいファイルができているはずです。

ifttt11.jpg

私のログはこんな感じ。

ifttt12.jpg

CTRL+Fでツイートを検索して3列目のURLをコピペすれば、すぐにブログやツイッターに引用できます。

Evernote にプレーンテキストで保存する場合と比較して、縦方向が圧縮されていて見やすいのがスプレッドシートの利点ですね。

なお、ツイッター標準の機能として自分の過去ログを丸ごとCSVファイルで取り寄せるというのがあり、自前のツイートログを開始する以前のツイートを検索するのに使えます。ただし、なぜかURLがなくてツイートIDしかわからないので、引用するには一手間かかります。

これでEvernoteともお別れできてスッキリしました。
しかし、資産運用では分散を心がけているのと対照的に、ますますGoogleという一企業にリスクが集中している状態になっています。ユーザー側でできる対策として二段階認証の設定は必須と言えそうです。

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2017年10月05日

「一生働かずにすむ金が欲しい」は危険?

マネーボイスの記事より。
金さえあれば働かないのに!という人は「お金持ちは働いたりしないはずだ」という固定観念に囚われがちです。これは自分からお金を遠ざける危険な思考です。
www.mag2.com
私は講演をする機会があるのですが、そのような場面で時々聞かれるのが「お金があるのにどうして働くんですか?」という質問です。
確かにこれは愚問。
そんなもん働くのが好きだからだろうと推察できますし、そもそも働く理由を赤の他人から聞き出して質問者は一体なにをどうしたいのか、分かりません。

私は、自分が特別にお金を持っているとか儲かっているという意識はありませんが、「働くのをやめたい」などと思ったことは一度もありません。

それはなぜかというと、やりたいこと、楽しいと思えることだけをしているからです。自分が好きなことをやってお金までいただけるなんて、こんな素晴らしいことはありません。言い換えれば、生活費を稼ぐために働いているのではなく、趣味の延長として仕事をしているような感覚です。
ええ、知ってますとも。
孫正義氏や柳井正氏の例を出されているようですが、実業家のほかにも芸能人やスポーツ選手など、仕事大好きな有名人は枚挙に暇がありません。いわゆる「成功者」の典型である彼らは非常に目立つ存在で、彼らの価値観がどんなものであるかは周知です。共感できるかどうかは別として。

たとえば朝7時に起きて、夜11時に寝るまで、食事や入浴などの時間を除き、活動時間はおよそ13時間。それを何をして過ごすか。旅行?アウトドア?読書?ゲーム?ゴルフ?サーフィン?プロを目指すのでもない限り、そんなのずっとやっていられないでしょう。
自分ならそんなのやってられないという個人の感想を通り越して、他人もそう感じるに違いないとなぜ思うのか聞いてみたいですね。

自分は大好きな仕事を1日13時間ずっとやっていられるのだから、他人も他人が大好きなことを1日13時間ずっとやっていられるだろう、とはどうして考えないのかなと…。そこが不思議。

この、若くして「お金はあるけど何もすることがない」という状態が、本当に幸せなのかどうか、それは個々人の性格によって分かれるところかもしれません。
この、早期リタイアしたら誰しも「お金はあるけど何もすることがない(ので退屈する)」状態になるに違いない、というのが仕事大好き人間にありがちな偏見だと私は思っています。(これも偏見かもしれませんが)

私の経験で言えば、仕事を辞めると「義務としてやらなければならないこと」が激減するだけで、「何もすることがない」状態になるわけではありません。義務ではなく自由意志で、やりたいこと、楽しいと思えることだけをやる状態になります。おや? この状態って、先に引用した
それはなぜかというと、やりたいこと、楽しいと思えることだけをしているからです。
と同じですよね。

したがって、私も午堂氏と全く同じ理由で、

「私は、自分が特別にお金を持っているとか儲かっているという意識はありませんが、『働かない暮らしをやめたい』などと思ったことは一度もありません。」

と言い切ることができます。

いずれにせよ、「お金があったら仕事なんてしないはずだ」と考えている人は、「そんなの関係なく働きたい」という人には絶対に勝てません。
誰かに勝つために生きてるわけじゃないですからね。自分の幸福を追求した結果、仕事をしない人生を選んだだけであって。

仕事大好きな人たちは常に誰かと勝負しないと生きていけないのでしょうか。案外そんなことないような気もしますけど…。他者に優越することが幸福の必要条件だとしたら、随分と面倒くさい人生になりそうです。

なぜなら、仕事を楽しめる人は、集中力も続き、知的好奇心も維持され、さらに能力を伸ばしていけるからです。そして余計なストレスも溜まらないから心も健康。
「仕事」を他の趣味に置き換えても言えることです。仕事でしか得られない特別な何かがあるという説明にはなっていません。

結局、「一生働かずにすむ金が欲しい」の何がどう「危険」なのかは分からずじまいでした。タイトルからは危険=リスク、つまり経済的リスクが高くなるという言い古された話かと想像していたのですが違いましたね。

やっぱり仕事大好きな人の考え方はよくわからないし、既にわかっている部分についても全く共感できない、という毎度おなじみの感想しか出てきません。しかしお互いに好きなように自分の人生を生きているだけであり、今後の人生において何らかの接点があるとも思えないので、無理解、無関心のままでも全く問題ないと思います。

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2017年09月30日

巨額の税負担を強いられる巨大企業

cubさんのツイートで引用されていた、荒川心三郎さんのツイートで引用されていた、kumiko sekiokaさんのツイートより。(ふぅ長い…)
この画像もいつか見た「騙し絵」みたいなトリックですので、まんまと騙されないようにしましょう。(関連記事:税や社会保険料で「富裕層を優遇している」って本当?

既にアマゾンのレビューに多数の指摘があるように、持株会社単体の納税額だけを見せて、連結子会社の納税額は一切見せないという、なんとも稚拙なトリックです。

参考レビュー:Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 税金を払わない巨大企業 (文春新書)

連結子会社の納税額を調べて補足してくれた人もいます。ありがたや〜。

このように、「税金を払わない巨大企業」が大嘘であることは3年も前に指摘済みです。

「巨額の税負担を強いられる巨大企業」の方が、真実を適切に表現しています。

出版直後ならやむを得ないかもしれませんが、今さらこんなトンデモ本を引用してデマを拡散する行為は罪深いと思います。

参考記事:
全力2階建てにもまとめられましたが、もう一度例のトンデモ本に対する批判を。 こちらですね。税金を払わない巨大企業 (文春新書)作者: 富岡幸雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/09/19メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る著者(富岡幸雄中央大学名誉教授)は、中央大学で長らく税務会計を講じていた高名な学者ですが・・ 著者のロジックは、持株会社形式を取っている大企業のいちばん上に位置している持株会社単体の損益計算書に計上されている「法人税等」だけを取り出し、「会計上の税前利益に対し0.1%以下で少ない!けしからん!」という粗雑なものです。
sura-taro.hatenablog.com


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2017年09月25日

便利に使えるクラウドサービス

老後に過去のテクノロジーを振り返るためにも、現在私が利用している無料のクラウドサービスについてメモしておきます。

なお、利用している端末はパソコン、インターネットは固定回線を想定しています。スマホやタブレット、従量制のモバイル回線しか持っていない人には参考にならないものもあるのでご注意ください。

Gmail

今や当たり前すぎて書き忘れそうになりましたが、これがないと何も始まりません。うっかりプロバイダーのメールアドレスを常用してしまうと、他社へ乗り換えるときに面倒なことになりますからね。携帯でキャリアメールを使わないのと同じ理屈です。

ますます精度の上がった優秀な迷惑メールフィルターのほか、プロモーションタブによる振り分け機能も付いて快適そのものです。

関連記事:
現在のメール環境はGmailをハブとして使っています。次の記事に書いてあるような使い方です。 Gmailをメールハブにしよう 第1回 すべての電子メールをGmailに集約しよう : デスクトップ - TECH WORLD (ただ、携帯電話からのインターネットアクセスは高くつくので、携帯電話から直接Gmailを読むことはしていません。) Gmail登場前はHotmailやYahoo!メー…
koutou-yumin.seesaa.net
だいぶ前から実装されている機能なので今更な感想ですが。 受信トレイのタブとカテゴリ ラベル - Gmail ヘルプ:メッセージは、[プロモーション]、[ソーシャル]、[アップデート] といったカテゴリに分類されます。どのカテゴリを受信トレイのタブやラベルに使用するかは、自由に選ぶことができます。このようなカテゴリを使えば、重要なメッ…
koutou-yumin.seesaa.net


Google ドライブ

グーグルのクラウドストレージです。Gmailや他のサービスと合計で15GBまで無料。

クラウドストレージの先駆けとして有名なDropboxも、グーグルに追随されては太刀打ちできません。

なくなると困るファイルも含めて、保存しておきたいものは全てここにアップロードしています。過去にワードやエクセルで作成したファイルは、GoogleドライブからGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートで表示、編集することもできるので、マイクロソフトのOffice製品はもちろん、Libre Office等の互換ソフトすら不要になります。

当ブログの本文もGoogleドキュメントで下書きを作成しています。入力していくそばから自動保存されるので、余計な心配無用で書くことだけに専念できます。しかも、バックグラウンドで版の履歴まで自動保存されていて、編集途中で気が変われば元の版を復元できます。

ブロガーあるあるの一つ、「長文記事を書いたのに投稿失敗して消滅」という悲劇とは無縁になります。


Google フォーム

家計簿の入力に利用しています。

関連記事:
半年前、家計簿の付け方で取り上げたばかりのオンライン家計簿「ココマネ」が、12月25日でサービス終了となります。 【重要】ココマネ サービス終了のお知らせ|ネット家計簿ココマネ どうせなら31日まで使わせて欲しかったなあ。年の途中で家計簿切り替えると、年末の集計の手間が…
koutou-yumin.seesaa.net


Google フォト

以前はPicasaと呼ばれるサービスもありましたが、こちらに統合されたようです。

2000年頃からデジカメで撮影した写真は、すべてここにアップロード済みです。アルバムの作成や共有も簡単にできます。

大量の写真をアップロードすると15GBなんてあっという間に消費してしまうのでは、と思いますよね。ところが、アップロードサイズを「高画質」に設定しておくとストレージ残量を消費せずに無制限にアップロードできるという、大盤振る舞いな仕様になっています。ただし、元の写真のサイズが16メガピクセルを超えるものは、アップロード時に自動で縮小されます。

ちなみに16メガピクセルの写真ってだいたい4,608×3,456ぐらい、デスクトップPCの標準的な液晶モニターの解像度(フルHD)で約7.7枚分に相当します。プロの写真家でもない限り、これを超える解像度で写真撮影する必要はまずないと思われます。


Evernote

クラウド版のメモ帳のようなものです。私はツイッターの過去ログ保存用の倉庫として使っています。

ツイッター標準の検索機能が余りにも使いにくく、「昔ツイートしたあれ、どこいった?」問題が頻発していました。これを解決するために、自分のツイートを自動でテキストファイルに保存していく仕組みを作りました。

そのために必要なもう一つのサービスがこちら。
See what's new on IFTTT, and browse collections of services and Applets curated by topic area. Discover new ways to do more with the services you love.
ifttt.com
様々なウェブサービス同士を連携させることができます。

「ツイッターで何かツイートしたら、それをEvernoteの特定のノートへ追記する」というアプレットを作成しておけば、あとは自動でやってくれます。

ifttt.com_my_applets.jpg

最初はEvernoteではなくてGoogleスプレッドシートへ保存したくて、それ用のアプレットを作ってみたのですが、このアプレットがうまく動かず、断念しました。

参考記事:
IFTTTはTwitterとEvernoteのような全く別のWebサービスでも結び付ける事ができます。例えば、Twitterでツイートした文章をEvernoteのノートにも書くような事です。今回は、これを実行するレシピを作ってみたいと思いま
toolmania.info



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2017年09月20日

満員の「仮想通貨セミナー」に違和感

現代ビジネスの記事より。
仮想通貨のトレンドは急速に右肩上がりだ。9月2日には過去最高値の1ビットコイン54万円を突破した。今年1月に10万円前後だったので5倍強。ビットコイン長者が続出している。
gendai.ismedia.jp
先日読んだ本とは対照的に、暗号通貨の闇の側面を強調する記事のようです。

ブロックチェーンなど金融技術は、日々、進化するが、悪用する側も進化している。今後、政策、情報、課税、規制などあらゆる面で各国が、国際的に連携して対応することが必要だ
(中略)
口火を切って講演したアメリカ合衆国国土安全保障省のロバート・ホィットカー特別捜査官は、こう警告を発して各国の連携を訴えた。
初っ端からアメリカ政府の人間が登壇して国家間の連携を訴えるセミナーですか…。捜査機関の人ならともかく、民間人がわざわざ金を払って聞きに行くようなことなのかな、と思いました。

ただ、その不安を抱くよりも前に解決すべき問題がある。管理者不在と匿名性ゆえに生じる仮想通貨の犯罪利用である。
まず、そこを遮断して利用者から信頼を得ることが普及の条件。
「犯罪利用を遮断して利用者から信頼を得る」という発想に違和感があります。

たとえば携帯電話やインターネットの犯罪利用は未だ遮断されていません。振り込め詐欺はなくならないし、フィッシングメールを受け取るのも日常茶飯事です。だからといって、携帯電話網やインターネットの機能自体が信頼できないことにはなりません。

おそらくインターネット黎明期には、
「管理者不在と匿名性ゆえに生じるインターネットの犯罪利用を遮断して、利用者から信頼を得ることが普及の条件」
みたいなことを言っている人もいたはずです。しかし現実にはそんな条件など満たさないまま、ここまで普及してきたわけです。

それは業界関係者の共通認識であるとともに、捜査・監督当局の思いでもある。
金融業界と政府関係者の思惑はわかりましたが、では肝心の消費者の思いはどこいったの?と聞きたくなります。

ある道具が犯罪利用されていようがいまいが、一人の消費者としては便利なら使うし不便なら使わない、それだけのことなんですけどね。暗号通貨以前に人類が発明してきた、インターネット、携帯電話、飛行機、車、包丁などの道具の中に、「犯罪利用を遮断したから信頼されて普及した」と言えるようなものは一つも無いと思います。

犯罪者が、まず使う。だから防御技術を先に開発し、利用者の信頼を得る――。
たとえば「携帯電話は犯罪者がまず使う。だから携帯電話を犯罪に使われても防御する技術を先に開発しよう」みたいは話は聞いたことがないのに、なぜか暗号通貨の場合だけ消費者はそっちのけで犯罪防止に前のめりになっているのが、非常に気持ち悪いんですよ。

優れた防御技術を備えた新しい暗号通貨を開発して、市場で既存の暗号通貨と競争しようと言う話なら否定はしませんが。

しかし犯罪防止を口実に、防御技術のない既存の暗号通貨に法規制の網をかけようという話なら、全くフェアではないのでやめてもらいたいと思います。

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