2017年03月15日

団塊世代が国民年金保険料を多めに払った、って本当?

同じ日経の記事より。
 20歳になると年金制度の対象になりますが、国民年金保険料の納付率は6割強にとどまります。厚生労働省の「国民年金被保険者実態調査」によると、滞納理由で多いのは「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」という回答です。保険料は年間で20万円に迫り…
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年金財政には年金積立金という存在もあります。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用し百数十兆円にも上ります。この一部も年金給付に使っています。金額が積み上がったのは「団塊世代が保険料を多めに払ったためで、これがないと現役世代の保険料はもっと上がっていた」との見方があります。
「団塊世代が保険料を多めに払った」とか書いてありますが、人口が多い世代が払う保険料の総額が多くなるのは当然すぎますので、一人あたりの保険料負担も多めだったと言いたいのでしょうか? では、どの世代と比べて「多め」なのか書いてくれても良さそうなものですが…。

気になって少し調べてみたのですが、過去55年間の国民年金保険料とインフレ率の変遷を見る限りでは、ごく最近(2011年〜2014年)の例外を除いて、インフレ調整後の保険料の上昇率は常にプラスだったという事実がわかりました。つまり、保険料負担は過去55年間ほぼ一本調子に増え続けてきたということです。

したがって、団塊世代だけでなくどの世代においても、年上世代よりは多めに払っているし、年下世代よりは少なめに払っていることになります。「保険料を多めに払っている」というのは、むしろ現役世代の方から団塊世代に向かって言うべきセリフであって、日経の記事のように団塊世代が現役世代に向かってドヤるためのセリフではありません。

参考までに、調べたデータを置いておきます。
当初の月額100円は現在の物価に換算してもたったの444円です。現在の保険料と比較して、負担の格差が35倍以上というとんでもないレベルに拡大していることがお分かりいただけるかと思います。

保険料を納付する月分月額物価指数月額(現在価値)保険料上昇率(実質)
昭和36年4月〜昭和41年12月\10022.5\444 
昭和42年1月〜昭和43年12月\20027.4\72964.2%
昭和44年1月〜昭和45年6月\25029.7\84115.3%
昭和45年7月〜昭和47年6月\45033.9\1,32657.7%
昭和47年7月〜昭和48年12月\55039.6\1,3884.6%
昭和49年1月〜昭和49年12月\90049.2\1,82731.7%
昭和50年1月〜昭和51年3月\1,10055\1,9989.3%
昭和51年4月〜昭和52年3月\1,40060.2\2,32316.3%
昭和52年4月〜昭和53年3月\2,20065\3,38145.5%
昭和53年4月〜昭和54年3月\2,73067.5\4,04019.5%
昭和54年4月〜昭和55年3月\3,30069.9\4,71616.7%
昭和55年4月〜昭和56年3月\3,77075.5\4,9885.8%
昭和56年4月〜昭和57年3月\4,50079.2\5,67613.8%
昭和57年4月〜昭和58年3月\5,22081.3\6,41413.0%
昭和58年4月〜昭和59年3月\5,83082.8\7,0349.7%
昭和59年4月〜昭和60年3月\6,22084.7\7,3364.3%
昭和60年4月〜昭和61年3月\6,74086.4\7,7936.2%
昭和61年4月〜昭和62年3月\7,10086.7\8,1815.0%
昭和62年4月〜昭和63年3月\7,40086.6\8,5364.3%
昭和63年4月〜平成元年3月\7,70087\8,8423.6%
平成元年4月〜平成2年3月\8,00089\8,9801.6%
平成2年4月〜平成3年3月\8,40091.7\9,1511.9%
平成3年4月〜平成4年3月\9,00094.8\9,4843.6%
平成4年4月〜平成5年3月\9,70096.3\10,0636.1%
平成5年4月〜平成6年3月\10,50097.4\10,7707.0%
平成6年4月〜平成7年3月\11,10097.9\11,3275.2%
平成7年4月〜平成8年3月\11,70097.6\11,9765.7%
平成8年4月〜平成9年3月\12,30097.6\12,5905.1%
平成9年4月〜平成10年3月\12,80099.2\12,8902.4%
平成10年4月〜平成11年3月\13,30099.9\13,3003.2%
平成11年4月〜平成12年3月\13,30099.5\13,3530.4%
平成12年4月〜平成13年3月\13,30098.6\13,4750.9%
平成13年4月〜平成14年3月\13,30097.7\13,5990.9%
平成14年4月〜平成15年3月\13,30096.6\13,7541.1%
平成15年4月〜平成16年3月\13,30096.3\13,7970.3%
平成16年4月〜平成17年3月\13,30096.3\13,7970.0%
平成17年4月〜平成18年3月\13,58095.9\14,1462.5%
平成18年4月〜平成19年3月\13,86096.2\14,3931.7%
平成19年4月〜平成20年3月\14,10096.3\14,6271.6%
平成20年4月〜平成21年3月\14,41097.8\14,7190.6%
平成21年4月〜平成22年3月\14,66096.4\15,1923.2%
平成22年4月〜平成23年3月\15,10095.6\15,7793.9%
平成23年4月〜平成24年3月\15,02095.4\15,728-0.3%
平成24年4月〜平成25年3月\14,98095.4\15,687-0.3%
平成25年4月〜平成26年3月\15,04095.8\15,6840.0%
平成26年4月〜平成27年3月\15,25099\15,389-1.9%
平成27年4月〜平成28年3月\15,590100\15,5741.2%
平成28年4月〜平成29年3月\16,26099.9\16,2604.4%



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2017年03月14日

国民年金はすべての世代で払い損はない、って本当?

日経の記事より。
 20歳になると年金制度の対象になりますが、国民年金保険料の納付率は6割強にとどまります。厚生労働省の「国民年金被保険者実態調査」によると、滞納理由で多いのは「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」という回答です。保険料は年間で20万円に迫り…
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厚生労働省は14年の財政検証に基づき、年金の世代間の給付と負担の差を試算しています。様々な経済状況下で各年齢の人が平均余命まで生きたと仮定し、満額払った保険料に対して受け取る年金の総額を出しました。「国民年金はすべての世代で保険料の払い損はないという結果でした。半分が税金で支払われているからです」とみずほ総合研究所の堀江奈保子上席主任研究員は指摘しています。
厚生年金は労使折半だからお得という誤解とよく似た話で、加入者が直接負担する保険料しか計算に入れていないことが誤りなのです。「半分が税金で支払われているから」その分は計算に入れなくていいのですか? そんなわけないでしょう。その税金は誰が払っているのでしょうか…。

さらに国民年金の場合は国庫負担のうちのざっくり半分は国債で将来世代へ先送りしているので、先行世代がその分だけ得をするのは当たり前とも言えます。もし仮に税負担も含めて試算した結果が「すべての世代で払い損はない」だったとしても、ここで言う「すべての世代」とは、先送りされた借金を負担せずに逃げ切れる世代だけを指しています。「将来世代も含めて払い損になることはない」とは一言も言っていないわけです。逃げ切りラインがどこになるかの予想は難しく、自分が将来世代の方に含まれない保証などどこにもありません。

このように、負担を見えにくくして先送りする一方で受益は見えやすく強調することで、誰もが得をするような錯覚へ誘導するのは、公営制度設計における常套手段です。厚労省の試算が結論ありきなのは当然として、民間企業の「上席主任研究員」ともあろうお方がそれを知らないはずはなく、何らかの意図があって全力で年金制度をヨイショしているようにしか見えません。

将来世代をも巻き込む莫大な税負担がなければ支えきれないような欠陥制度を、何とかして擁護しようと必死で屁理屈をこねくり回すのは、そろそろやめにしましょう。

関連記事:
NightWalkerさんのブログにこんな記事がありました。 「年金は払い損」と考えるのは間違い: NightWalker's Investment Blog 日経の元記事を読んでみたらなんとも言えない違和感が…。 ■年金は働けないとき所得を補う社会保障で…
koutou-yumin.seesaa.net
菟道りんたろうさんのブログより。
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アマゾンのレビューは異様なほど高評価ですが、いまいちでした。「世界一わかりやすい経済の本」という副題はどう見ても偽りかと…
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p.206-207 国民年金は、所得にかかわらず60歳まで定額を積立て、65歳から定額の年金を…
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2017年02月10日

自分に不要な選択肢は「なくなったほうがいい」のか?

ゆとり隊長さんのツイートより。引用されていた元ツイート。

ある人にとっては絶対に合意できない酷い契約条件だったとしても、言えるのはそれが自分には不要ってだけのことで、それが世の中から「なくなったほうがいい」とまで言ってしまうのは、その条件で合意する人がいる可能性を無視している点で「想像力不足」だと思います。

この例で言えば、子供産んだら働けなくなる職種でも、そんなことはどうでも良いと判断する人がいる可能性を無視して、彼らの選択肢が減るほうがいいと言っているわけです。自分が選択しなければ済むだけなのに、なぜかその選択肢ごと世の中から消し去ることを希望する発想には、不同意と言わざるを得ません。さらに言えば、その発想が無邪気な善意から来ているのだろうと想像できるだけに、余計に怖さが募ります。

どんな条件の雇用契約も、なくなるか存続するかは雇用者一人ひとり、労働者一人ひとりの選好次第で自然に決まればよいことで、自分の選好を「世の中に存在すべきか否か」という視点にまで拡大して適用すること自体が大きな間違いだと思います。自分とは価値観の異なる他人同士がどこでどんな契約を結ぼうが、第三者が干渉することではないでしょう。


話は変わりますが、受動喫煙防止の件も、本来は店と客それぞれが自由に選べばよいだけの話を、喫煙可能な店が「なくなったほうがいい」を実現する方向へ規制が着々と進んでいるのも由々しき事態です。私は嫌煙家なので喫煙可能な店など選ぶことはありませんが、自由な経済活動を阻害する規制をこうも簡単に許していたのでは、国民自身がどんどん貧しくなるだけだと思います。関連ツイート:
関連記事:
netgeekさんの記事より。 【炎上】AbemaTVがタダ働きの奴隷を募集。「タレントに予算を使っているので時給0円です☆」テ…
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2017年02月03日

過去のスーパーボウルを見ながら思ったこと

テレビを捨てて以来長らくNFLは見ていなかったし、ネットでニュースを追うこともしていなかったのですが、そろそろスーパーボウルの季節だなと思ってYouTubeのNFL公式チャンネルを覗いてみたところ、過去のスーパーボウルが丸ごとアップされているではないですか。

3年前の第48回を見終わった感想。
ペイトン・マニングえらい老けたな…。ファーストプレイの凡ミスでいきなりセーフティくらったのがケチのつき始めで、やることなすこと上手く行かずに惨敗してるし。これで引退なんだろうなと思わせるような内容なのに、2年後に再びSB出場を果たしたと知って驚きました。

次はその第50回スーパーボウルを見ようと思います。




スポーツでも映画でもゲームでもケータイでも何にでも言えることですが、公開されて間もない最新のものを手に入れようとすると、需要が高い分だけ当然コストも高くつきます。ところが1年も経てばコストは大幅に下がり、無料や格安で手に入ることも珍しくありません。

最新のものを追いかけることをやめるだけで、かつて最新だったコンテンツが未消化のままどんどん蓄積され、故にわざわざお金を払ってまで最新のコンテンツを消化する暇がなくなる、という好循環が生まれます。

早期リタイアして以来、こうしてマイペースで遊んで暮らすのにそれほどお金は必要ない、という思いはますます強くなるばかりです。

関連記事:
当ブログ満7歳の誕生日を迎えました。 総PVは7年かかってやっと100万を超えたところです。感謝。 人生の時間があと何年残っているかわかりませんが、ここまでは思い描いた通りの自由なリタイア生活を送ることができているので大変満足しています。 無理に近況報告ネタを書こうとすると1年前の記事のコピペになりそうなので、最近共…
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2016年12月13日

プロフィールを更新

ブログ開設以来8年半、更新した記憶がない左サイドバーの「自己紹介」を更新してみました。

「40歳で会社員生活をリタイアして以来、毎日遊んで暮らしています。」

普段何気なく使う「遊ぶ」という動詞が実はたいへん便利な言葉でして、
あそぶ【遊ぶ】とは。意味や解説、類語。[動バ五(四)]1 スポーツ・趣味など好きなことをして楽しい時間を過ごす。「野球をして遊ぶ」「よく学び、よく遊べ」2 何もしないでぶらぶらして時を過ごす。決まった仕事・職がなく暇でいる。「失業して遊んでいる」3 飲酒・色事・ギャンブルなどに身を入れる。遊興する。「遊ぶ金欲しさに盗みをはたらく」4 労力・機械・土地などが有効に使われずに捨て置かれる。「手が遊んでいる」「遊んでいる資本」5 (「…にあ... - goo国語辞書は27万語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。
dictionary.goo.ne.jp
これだけ多くの意味を含んでいるのですね。特に、
2 何もしないでぶらぶらして時を過ごす。決まった仕事・職がなく暇でいる。「失業して遊んでいる」
何かをすることだけでなく、何もしないことも「遊ぶ」うちに入っているわけで、リタイア後の私のライフスタイルを表現するのにこれ以上最適な言葉は無いんじゃなかろうかと、改めて感じました。「遊民」とは我ながらぴったりのハンドルネームを選んだものだと、8年前の自分を褒めてやりたいです。

さらには先日記事にした「貯株」を早速使わせてもらったのと、水瀬さんのツイートを参考に資産運用の方針についても加筆しました。

参考ツイート:


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2016年12月11日

当ブログでは双方の合意に基づく相互リンクの手続きは採用しておりません

昨日、3年ぶりに相互リンクの申込が来ました。

たいへん申し訳ないのですが、当ブログでは双方の合意に基づく相互リンクの手続きは採用しておりません。相互リンクページも元からありませんし、当初は存在したサイドバーの通常リンクもずいぶん前に削除しています。他サイトへのリンクは記事内からの引用や参照と、右サイドバーのアクセスランキングだけで必要十分だと思っています。

初見の方にもわかるように、ブログタイトルの下の説明文に書いておきました。ついでに「新米」の2文字も削除。さすがに無職歴が10年近いのにいつまでも「新米高等遊民」じゃ偽りすぎだろうと…。

関連記事:
ブログ同士のつながりの一形態として、「相互リンク」と呼ばれるものがあります。 相互リンク - Wikipedia:相互リンク(そうごリンク)とは、2つのウェブサイト間で互いに(相互的に)リンクし合う状態を表すインターネットスラングのひとつ。これについての当ブログのポリシーを、今更ながら表明してお…
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レバレッジ投資実践日記のレバレッジ君さんからコメントを頂きました。ありがとうございます。よろしければ、弊ブログ「レバレッジ投資実践日記」と相互リンクお願いできないでしょうか。 なお、当方ではリンク済です。私も時々拝見しています。 たいへん申し訳ないのですが、当ブログでは双方の合意に基づく相互リンクの手続きは採用しておりま…
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2016年11月29日

「○○は負債だから他人に負担を押し付けよう」という発想は恐ろしい

AKIさんのブログより。
先日書いたお金持ちになりたいなら子供は作るな!がツイッター上を賑わせてしまったようです。どうも皆さんが「子供は負債」という言葉に激しく反応したようです。確かに、子供は負債とは書きましたが、そこは重要なとこではなかったんですよね。そこは文章の起承転
growth-stock.blog.jp
一方、子供が1人いるということは、2000万円以上という明確な金額の負債を抱え込んでいることは確定なわけです。
(中略)
やっぱり子供って負債としか言いようがない・・・。
ここは同意。
しかし「子供は負債」かどうかを巡って論争する事は全くの無駄だと思いますね。負債だろうが資産だろうが、「子供が欲しい人は作ればいい」という当たり前の結論があるだけです。

どうやったら、高齢者が負債とならないか?
そこで生み出されたものが年金です。
年金というお金の手当てを施すことで、人は負債である高齢者に対処をしました。
因果関係の捉え方が完全に逆じゃないですか?
公的年金制度が無かった頃は、自分の老親が経済的に自立できない場合だけ限定的に扶養義務を負うだけで済んでいたのに、公的年金制度が導入されたことによって、高齢者(公的年金など無くても生きていける人も含めて)一人ひとりが、赤の他人も含めた現役世代全員の「負債」になってしまったわけでして。

現役世代から老齢世代へ仕送りをする構造の公的年金制度は、負債を手当てするどころかむしろ負債を拡大、拡散したと言うべきでしょう。

子供は負債、そう考えると負債とならないための対策も見えてきます。
例えば高齢者同様、お金を配ればいい。
前述の年金制度と同じく、「お金を手当すれば負債じゃなくなる」というロジックは破綻しています。

それに、「お金を配ればいい」などと軽々しくおっしゃいますが、お金は天から降ってきません。賛同者を集めて寄付を募るという話であれば何も問題はありませんが…。

国民全体から少子化対策費を徴収し、少子化に歯止めをかける。
目標とする出生率は2.1
出生率2.1を達成するために、ヒト・モノ・カネの物量投入を行います。
これがAKIの成長戦略!
案の定、当然のように税金を徴収するという流れになっていくのを見て戦慄を覚えました。言っている事は要するに「俺が考える正義(出生率2.1)の実現のために、みんなからカネを奪おう」ですよ。

AKIさんのように「少子化を止めることが正義」だと思う人がいるのと同じように、私のように「そもそも少子化を問題視することが問題なのであり、少子化対策をしないことが正義」だと思う人もいるわけです。自分とは180度価値観の異なる他人の正義の実現のために、公権力という暴力装置で脅されて「カネを出せ!」と言われる人の身にもなっていただければ幸いです。

関連ツイート:


関連記事:
先日ツイッターでコメントしたこの記事について。 病名は「超少子化」ではなく「社会保障依存症」が正しい。誤診に基づく処方箋は逆効果。制度の破綻は社会の破綻ではない。“日本は、死に至る病にかかっている。超少子化だ。”【参院選】日本はじんわりと滅ぶのか 「超少子化」という死に至る病
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東京都議会議員おときた氏の公式サイトにこんな記事がありました。 【メモ】3人目以降の保育無料←1人目から無料にした方がいいんじゃ… | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト:保育士不足の解消策といい、どうにも政府がいま打ってくる手は すべて的はずれなもののように思えてなりません。その通りです。 保育士不足の件で言えば、問…
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保育園落ちた日本死ね!!!何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍…
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Rootportさんのブログより。 いま失敗すれば、日本終了。 - デマこい! 読んでもらえばわかりますが、少子化を止めて子供を増やそうと叫ぶ内容です。 正直、私は読みながら違和感を禁じえませんでした。 現在の日本では現役世代2.4人で老人1人を養っている。しかし、2050年にはこれが半分になり、現役1.2人で老人1人を支えることになる…
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2016年10月15日

誰がどんな価格を提示しようと自由

netgeekさんの記事より。
テレビ朝日とサイバーエージェントが共同出資してサービス展開を行っているAbemaTVがとんでもない募集を出して…
netgeek.biz
タレントにはお金を払っているのだから時給数百円ぐらいはケチらずに出すべきであろう。

ケンタッキーの骨でキングギドラを完成させた作品が有名になったのは今年9月のこと。その後、テレビ局がこの通称「ケ…
netgeek.biz
14年かかって身につけた技術を持つプロレベルの職人に対して2週間で1万円の報酬はひどすぎる。

どちらの事例も、提示された条件が気に入らないなら断るなり、応募しなければいいだけの話なのに、何を横からゴチャゴチャ言っているのかと…。特に後者などは、条件をオファーされた本人でもない第三者が、外野からヤジを飛ばして勝手に「炎上」だと騒いでいる姿には違和感しかありません。

彼らが提示した条件がひどすぎると思うのであれば、自分がスタッフを募集したり、職人さんに仕事を発注したりするときに、ひどすぎない報酬とやらを提示すればよいのでは?

「その報酬は(自分から見れば)安すぎる」というような、人それぞれに異なる価値判断を持ち出してきて、その報酬で仕事をオファーすること自体が悪いことのように主張するのは無理があります。

誰がどんな契約条件を提示しようと自由ですし、相手方の意思に反して契約を強制することはできない以上、その行為に善も悪もありません。誰からも合意を得られなかった案件は、ただひっそりと市場から姿を消していくだけのことです。わざわざ外野からヤジなど飛ばす必要はありません。

え? ただのヤジなんだからスルーすればよい? 確かに…。
しかし、こういうヤジがいつしか大合唱となって当事者が萎縮してしまったり、最悪の場合は政府に規制しろとか言い出しかねない国民性なので心配です。例えば最低賃金規制のような、契約自由の原則をぶち壊す悪法が当たり前のように支持されている国では…。

関連記事:
選挙で意志は示された、というような言辞に惑わされないこと。選挙はパッケージ単位で選ぶ抱き合わせ商法だ。袋の中に不良品が入っているの知っていても他のものを取るために仕方なく買うのだ。その上で個別の不良品に文句をいうのは当然の権利だ。これは選挙とは関係ないことだと知って欲しい。— ぎゃばん@やまぶき高校で待ってます。 (@ga…
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2016年09月13日

早期リタイア後のロールモデルについて、ここまで考えている人もいるけれど…

きりんさんのブログより。
図書館にて、蔵書の検索を司書さんにお願いしている間、雑誌コーナーをうろうろしていた。そうすると月刊ビッグトゥモロウという雑誌が「セミリタイアの実際に迫る!」といった特集を表紙で大きく見出しにしてあったので、ページをめくってみた。すると不動産を沢山管理している人、アフィリエイトで生計を立てている2人のセミリタイア者の生活について書かれていた。彼らは不労所得と謳いつつ日々忙しく収益物件の管理に勤しんでおられた。いやそれセミリタイアじゃなくて個人事業主だろ。 というわけで、今回は早期リタイア後のロールモデルについて。ロールモデルという言葉は掴みどころがないので、噛み砕いていうと「まあマシだと思えるい…
giraffyk1.hatenablog.com
で、結論としてやっぱりロールモデルは存在しない。
私の場合、早期リタイア後のロールモデルを探すという発想自体が無かったので、こういうことを緻密に考えている人がいることを知って少し驚きました。

無くて何がそんなに困るんだ、と読んでいる人はほとんど人は感じるのだろうが、30代40代で早期リタイアして平均寿命まで数十年、活動エネルギーがたっぷりある一個の成人が、何の指針も無く生きろ、といわれると当事者としてはかなり当惑する。
私は当惑しませんでしたね。何の指針も無いことは逆に自由度が高くて良いことだと思います。ロールモデルが無くて困ると言うよりは、むしろ無いほうが好ましいのではないかと。

みんなでサッカーをプレイ中にボールを1つ渡されて「あとはグラウンドの外で好きにボール遊び楽しんで良いよ」と言われたような感覚が近いかもしれない。ボールは蹴っても蹴らなくてもいいし、多分手で触っても誰も何も言わない。

 これが話をややこしくする。
手を使ってもいいという新しいルールでサッカーをプレーしてみるのもよし、サッカーボールを使ってキックベースボールやドッジボールを始めてもよし、ボールの上に座って休むもよし。全てを自由に選択できる状況にわくわくする事はあっても、何もややこしい話ではないと思うのですが…。

実際に小学生の頃はこれに近いことを夢中でやっていた記憶があります。野球のルールなんかも狭い公園に合わせて独自に改変したりして、自由な発想で楽しんでいましたね。

強い信念を持って新たな自分だけの判断基準や取り組みを確立する。ロールモデルが無い代わりにこれを行うのが全リタイア者にかせられた課題なのである。
まあ、そう考える人もいるというだけのことで、「全リタイア者に」と書かれてしまうと違和感があります。無駄にハードルを上げすぎでしょう。この記事を読んだ早期リタイア予備軍の皆さんに、早期リタイアってここまで堅苦しく身構えないとできないものなんだ、と思われてしまうと残念至極だと思います。

私の感覚では、リタイアしたら人生の新しいステージが始まるのではなくて、就職してからリタイアするまでの間は一時的に失われていた自分本来の人生のステージに戻ってくるだけの事なんですよね。誰にとっても、全く仕事をしない人生のステージを経験するのは初めてではないのだから、そのステージでどう動いていたのかを少しずつでも思い出せばいいだけじゃないですか。

就職する前は仕事をしない人生に戸惑いながら生きていましたか? 私は夢中で遊んでました。何事にも夢中になる前にあれこれと慎重に考えるのは大人になった証とも言える反面、メンタル面で余計な悩みを抱えることにもなりかねません。良い意味で童心に帰れることも、リタイア適性の一つと言えるかもしれません。

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2016年09月07日

国民年金保険料追納のご案内

年金事務所からこんな文面のハガキが送られてきました。
国民年金保険料の納付を免除または猶予されていた方へ、保険料追納のお知らせです
(中略)
国民年金保険料の免除、納付猶予および学生納付特例の承認を受けた期間から10年以内であれば、保険料を追納することができます。
私が国民年金保険料を初めて全額免除されたのが2007年なので、今年はちょうど9年後に当たります。10年後である来年までなら追納できますよ、という親切な(?)ご案内のようです。

ツイッター検索をしてみると、このハガキを督促だと勘違いしている人がちらほらと。
もちろん、私の場合は今のところ追納する意思がありませんが、早期リタイアした人が国民年金をどうするか迷っている場合、とりあえず免除を受けておけば、その判断を最大10年までは先延ばしにできることになりますね。その10年の間に制度改悪がどの程度進むのか観察できるのは大きな利点だと思います。そして今後は毎年毎年、10年前の保険料を追納するかどうかの選択権がこちらにあるわけです。

ただし、3年後以降に追納する場合は、免除当時の保険料よりもいくらか高くなります。ざっと計算してみたところ年利0.65%程度で上乗せされています。過去10年間の長期金利よりは低そうですから、けっこう良心的ではないでしょうか。

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